注意
この記事は魔法少女まどか☆マギカポータブル、叛逆の物語のネタバレを含みます
魔法少女まどか☆マギカポータブル
ほむらが成るのは此岸の魔女。
ほむらの魔女化の際には、杏子は見滝原の街には居ない。
ただ、魔女化したほむらを討つのは、空席にやってくるであろう杏子である可能性はなくはない。
ほむらが此岸の魔女となった時にはレコードや砂時計のようなほむらを思わせるディティールこそあれど、一般的に想像する魔女の姿を(主に帽子)とっており、魔女化した杏子は京劇の役者のような姿となっている。
これが「魔女」と父親に罵られた杏子と、舞台装置に踊らされ続けるほむらと対応している……とも言われている。
叛逆の物語
「……笑えねぇな」
ほむらが成るのはくるみ割りの魔女。
上述のレコード帽子や、白い仮面などの顎から上が削げ落ちてしまった後、
カウントダウンにて、ラストの杏子のみ異質な場面が映される。
前半のカフェの構図で(飛行艇の墜落でカフェは破壊されているが)、制服姿の、上顎から上の無いほむらの頬に手を添え、俯く魔法少女姿の杏子という、他の三人と違いイメージカットである。
これがほむらのイメージならば最後まで杏子は自分を気遣ってくれた、杏子のイメージならばほむらの力になってやれなかったという意味になるのだろうか。
BD版ではほむらはボード風になっており、杏子のイメージカットであることが強調されている。
カウントダウン終了後、くるみ割りの魔女が歩いて行くのに背を向けて、杏子が座って項垂れているのも確認できる。
杏子は魔女化前に電話をかけてきていたほむらを必死に探していて、さやかから説明を受けていたまどか、なぎさから説明を受けていたマミと違い、一人だけ状況を理解していなかった。
漸く理解した時には、必死に探していたのとはうってかわって、涙や怒りをむき出しにするわけではなく静かに「笑えねぇな」とぼやいている。
このあたりのシーン(笑えねぇな~アルまど登場)は全体的に各キャラの心情を読み取ることが難しいため、解釈は大きく割れる。
それからさやかとの会話を交わした後も大槍を人魚の魔女に持たせたりしたものの、自身の戦闘は目立たないものであった。 ちなみに叛逆の物語に於いて、何故か杏子は多節棍を一度も使っていない。(アニメ版本編においては銀の魔女戦、つまり家族が健在なときですら使用しているにもかかわらず)
ほむらの魔女化に際して、杏子とマミを信じるというセリフと共に、断頭台と彼女たちのイメージカットが映る。
その為ほむらがインキュベーターの実験棟に囚われるまでの間に、杏子だけでなくマミにも信頼を置けると思うに至るものがあったとも思われる。 →ほむマミ 生存組 ベテラン組
余談
梶浦由記はあくまでも好き放題やった曲と言っているので余談として書いておくが、
叛逆の物語の主題歌、挿入歌が収録された、Kalafinaの「君の銀の庭」のカップリング曲「追憶」は
どことなく前述のカウントダウンラストのシーンを彷彿とさせる歌詞がある。
関連タグ
ほむオフェ 逆パターン