概要
2014年6月6日のアップデートで追加された飛龍の二回目の改造形態(改二)。
なおこの日は飛龍が米軍機動部隊に最後の戦いを挑み、散った日である。
改造前からの変更点としては、額に日の丸が描かれた鉢巻を締めていることと、飛行甲板にも日の丸が描かれていることである。
これは珊瑚海海戦において、翔鶴の艦載機が誤って米空母に着艦しかけるという前代未聞の事態が発生したため、識別用に全空母に描かれたものである。
しかし、これが仇となり、ミッドウェー海戦では米爆撃機の格好のターゲットとなってしまったのだが・・・
中破絵の露出度は、しばふ氏担当の艦娘の例に漏れず低いのだが、中破することでスカートが破れ、ふとももがよく見えるようになるという、なんとも素晴らしい仕様である。
性能
必要な改造Lvは77という、これまで最高Lvだった金剛改二(Lv75)達すらも上回る、非常に高いLvが必要となる。
火力はそれまでの最高値を保っていた装甲空母・大鳳を凌ぐ64という高数値を誇る。
これは空母の攻撃力計算式に当てはめると、装備が一切ない状態で攻撃力151、昼戦のダメージキャップを超えてしまうという恐ろしい数値である。
無論、これは同航戦以上での話なので、反航戦でもキャップ値を維持したければそれなりの艦載機を搭載する必要はあるが、他空母よりも火力低下を気にすることなく制空特化にできるのは、爆戦ひとつで攻撃力キャップ値に到達する大鳳と並んで大きな強みとなる。
搭載スロットは大きく様変わりしており、合計数こそ79と五航戦の空母より少ないのだが、各スロットの搭載数は18/36/22/3と極端に偏っている。
この加賀に次いで最大となるスロットと、逆に最小となるスロットを同時に併せ持つことから、艦攻の攻撃力や、艦戦の制空値、どちらにも特化させやすいという特徴がある。
防御面では、耐久や装甲は他空母と大差なく、今まで低めだったものが標準程度に落ち着いたが、回避能力はさらに増しており、全空母最高値となった。
更に、運は50という、あの雪風・時雨改二と並び、瑞鶴・瑞鳳を凌駕して空母カテゴリートップとなる。
総じて非常に攻撃的な性能の高性能空母となった。
装備
改二になった際に持ってくる初期装備は、すべて史実で搭載していたものとなる。
つまり零式艦戦21型、九九式艦爆、九七式艦攻なのだが、すべてが熟練の飛行隊によるアッパーモデルとなっている。
中でも九七式艦攻(友永隊)は、クエスト「機種転換」によってさらに強力な「天山一二型(友永隊)」という装備へと変化する。
それまでのハイエンド艦攻だった流星改を超える雷装値に、偵察機並の索敵値。
新鋭機に南雲機動部隊のエースパイロットが乗ればこうなるのだ、と言わんばかりの恐ろしい高性能を発揮してくれる。
ちなみにミッドウェーで失われた機体の中には、当時試作機であった彗星も含まれていた。
出撃することはなかったようだが、今後の南雲機動部隊の改二実装の中で、熟練飛行隊が搭乗した新装備として登場することが期待される。
余談
飛龍が立ち絵で飛ばしている艦載機は、友永大尉の九七式艦攻である。
尾翼に黄色いマーキングが施されていることから識別できる。
友永丈市大尉は、ミッドウェー第一次攻撃の効果が薄いとして司令部に「第二次攻撃の要あり」と打電した人物であり、米機動部隊との戦闘に際しては、燃料タンクに被弾し片翼にしか燃料を搭載していない不完全な状態の九七式艦攻で出撃を強行、対空砲火で機体が炎上する中、米空母ヨークタウンの艦橋へと特攻して散った。
戦死後、二階級特進で中佐となっている。