概要
八雲紫が『東方茨歌仙』に登場した際の姿を描いた作品に用いられるタグ。
2014年6月現在、同作第十四話及び第十五話に登場した際の姿を指す。
その際の二つ名は「神出鬼没の妖怪」。
活動
第十四話にて、わけあって人間の里からいなくなった座敷わらしたちの代わりとしてホフゴブリンを「 海外 」から連れてきた。
ホフゴブリン達は真面目で堅実かつ人間に友好的な性格であったが、その姿がいかにも妖怪然とした見た目であったため博麗霊夢や霧雨魔理沙、さらには人里の人々からも渋い反応を買ってしまった。
茨木華扇もまた反応はいま一つで、後に霊夢らが行動した際にはその方針に賛成しているが、華扇の場合は紫との個人的な会話から別の理由を心に抱いていた。
第十五話に登場した際は博麗神社の臥龍梅にかつての梅見を懐かしんでいた。
一方、梅の枝が地面に届いて根を張る姿を見、「今の外の世界で起きていること」を霊夢や魔理沙に語りかけた。
衣装
先述のように「茨歌仙紫」は2014年6月現在時点では同作第十四話及び第十五話に登場した際の姿を指す。同作ではキャラクターは登場するごとに衣装に様々にアレンジが加えられているため、今後同作に紫が登場した場合にはさらに新しいデザインが見られる可能性がある。
紫は「 その時代にあった姿で現れる 」とされており(「幻想郷縁起」、『東方求聞口授』)、『茨歌仙』で登場した紫もまた、紫から見た「この時代」に適した姿であると言えるのかもしれない。
髪型
紫特有のふわりとした豊かな髪は、その左右一部分ずつが髪先でリボン止めされている。後述の服装と相まって、いまにもふわりと空に浮かんでいきそうな、神秘的な浮遊感を生み出している。
服装(十四話)
普段のものに近い、正面に大きなリボンのついたいわゆるZUN帽と、袖裾とスカート裾の広がったワンピース姿が印象的な衣装である。
ワンピースの腕部分は上腕の部分で絞られているため、袖裾のフレア様の広がりがありながらもその強調差から全体的に細身の印象を与えるものとなっている。袖の切れ込み方は冬服華仙にみられるような「 ワイルド 」さに類似する。
ワンピースの前面は胸元上部及び腹部あたりから下が開いており、後述のインナーと合わせる形でレイヤードのおしゃれがより生きる形状となっている。その前面も胸元から腹部にかけては交差するような形の紐状の止めで繋がれているもので、切れ込みがあるものである。
この胸元のデザインもまたワンピース全体のアクセントとして全体の印象における軽さに寄与している。なお、この紐止めは場面や姿勢によって見える数が異なる。
インナーは胸元と裾部分にフリルがあしらわれたキャミソール風のもので、ワンピースのデザインもあってそのフリルがコーディネート全体にも生きている。加えてインナーやワンピースは首元から鎖骨部分にかけてが開いているため、鎖骨が露わになるデザインとなっている。
ワンピースの丈(背面側)は膝下ほどまでであるが、インナーの丈は膝上までであり、正面からは膝が見える形状である。
さらに首元に細身のリボンをつけており、こちらもおしゃれなアクセントとなっている。
履き物はロングブーツ様のもので、脛部分前面が開閉し、ここを紐で止めるタイプの模様。
設定資料ではこの止め紐は二対四本であるが、作中では四対八本となっている。
服装(十五話)
髪型、首元のリボン、ZUN帽はほぼ同様であるが服装が多少異なる。
裾の広いワンピースと言う共通点はあるが前面は裾まで開いておらず、裾口及び胸元にフリルがあしらわれている。腰にコルセット風のものを着ており、こちらは前面に紐止めのデザインが見られる。
袖口の切れ込みがややなめらかになってるほか、切れ込みの根元に円を描くような切れ込みがさらに入っており、デザイン性を高めている。
この他、前話では見られなかった手袋を付けている。手袋は手首ほどまでの長さのもので、中抜き風の葉のようなデザインがあしらわれている。
これはワンピースの袖口の切れ込みと相対するようなかたちとなっている。
持ち物
いずれのエピソードでも、他作品で紫が携帯している事の多い傘(日傘)は持っていない(本編及び設定資料メモより)。