概要
英単語の一つである。ファイナルファンタジーの魔法以外では次のような意味がある。
- ポーカーなどで賭け金を上げる行為のこと→ポーカーの項目を参照
- 自動車のホイールを作っている会社
- メジャーリーグベースボールの球団の一つ、タンパベイ・レイズのこと
ファイナルファンタジーシリーズのレイズ
ファイナルファンタジーシリーズ皆勤賞の魔法。レイズデッドの省略形であると思われる(レイズだけでは復活の意味はない。レイズデッドは死者再生という意味である)。
戦闘不能から復帰させるという魔法である。上位魔法のアレイズと比べると回復時のHP回復量は微々たるものであるため、場合によっては復活させた途端に敵の攻撃で戦闘不能に陥る事もある。作品によってはフェニックスの尾と同じ効果である。ドラゴンクエストシリーズの世界樹の葉と比べると入手はしやすいが結構高価なアイテムであるため、やはり使い勝手は良いが、戦闘時に使うリスクがあるのはドラゴンクエストのザオラルと共通である。
また、作品によるが敵アンデッドに掛けると一撃で即死させられる場合もある。
作品毎のレイズ
FF1
レベル5の白魔法として登場。戦闘不能の味方1人をHP1で復活させる。戦闘中には使えないが、使えたとしても恐ろしくて戦闘中には使いづらい魔法である。
この作品では白魔法を敵に使う事は不可なのでアンデッドを撃破する事は出来ない。
FF2
レイズの本で習得出来る白魔法。今作では味方全員に掛ける事が可能である(但し、味方全員に掛けた場合は戦闘不能者が復活しないという本末転倒が発生する)。
今作では敵アンデッドに掛ける事も可能であり、即死効果を持つ。
前述した全体掛けは敵に対して使うためのものであり、味方に使う場合は単体で選択しないと効果を発動しない事に注意である。
この作品ではHPの回復量はレベルに依存し、Lv.16まで上げれば全快する。
なお、WSC版以降は大幅に強化され、熟練度1で全体がけしても全員を成功率100%で蘇生できるようになった。
FF3
レベル5の白魔法として登場。
この作品では戦闘中に使用するとドラゴンクエストのザオラルのように失敗する可能性がある。
1同様回復後のHPも雀の涙である為、追撃に注意したい。
FF4
白魔法の一つ。こちらも失敗する可能性があるが3よりは大分マシ。消費MPはこれ以降の作品と比べるとかなり低めであり、アレイズの消費MPの高さも相俟って結構使い勝手は良い。
アンデッドに対する即死効果はあるが、今作では即死耐性がある相手には無効であり、即死耐性を持たないアンデッドは少ないため、実は殆ど意味が無かったりする。
FF5
レベル3の白魔法。消費MPは29と入手時点では結構な量。フェニックスの尾よりも回復量が低い為、フェニックスの尾で代用されやすい。尚、今作では失敗は無い。
ただ、今作では結構味方が死にやすいので有効な魔法である。
FF6
白魔法の一つ。FF5では最大HPの1/16だった回復量が最大HPの1/8となった。また、アンデッドに対しての攻撃手段としても使いやすい。
終盤になるとフェニックスの魔石で10倍速で入手出来る為、習得は容易。尤もその頃にはアレイズなどを覚えるキャラが出てくるだろうが。
FF7
マテリアの蘇生を装備すると利用可能。HP回復量は6の時より増えて最大HPの1/4となっている。
FF10
最大HPの1/2で復活と大分躍進している。但し今作ではアンデッドに対しての有効度が個別に設定されているため、即死させられるとは限らない。
FF13
ヒーラーロールで習得出来る。最大HPの1/4程度で復活なのだが、フェニックスの尾の強さがあまりに強すぎて影に隠れがちである。
サガシリーズ
魔界塔士Sa・Gaと時空の覇者Sa・Ga3[完結編]に登場。
魔界塔士Sa・Gaでは、移動中のみ死者を蘇生することが可能。GB版ではハート(なくなると蘇生ができなくなる)の消費は無いが、WSC版ではハートを消費するようになった。使用者が少ないため影は薄い。
Sa・Ga3では、GB版では戦闘中に戦闘不能者を蘇生させ、HPを30%回復する。当時のFFに比べれば回復する割合が多い。しかし大抵はエリクサーのほうが有用。
DS版では蘇生も可能なHPを25%回復する魔法となった。
クロノトリガー
クロノの習得する魔法。
味方を蘇生させる。回復量はクロノの魔力の10倍。クロノの魔力がカンストすればアレイズとほとんど差がなくなる。
総評
結果として、フェニックスの尾に食われていたり、使いにくかったりという皆勤賞の割には微妙な位置付けの魔法であると言える。
また、この百科事典ではアレイズ、リレイズより項目が作られるのが後だったというのも余談として述べておく。