ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

立喰師の編集履歴

2014-08-21 14:50:36 バージョン

立喰師

たちぐいし

立喰師とは、押井守が関わる作品に時折登場する架空の職業。また、それを生業とする人物達の事。

解説

飲食店で話術や奇行など様々な手段で店員を煙に撒き、その隙に飲食代金を支払わずに店を出る者のこと。

要するに無銭飲食なのだが、その手段には恫喝や暴力など一切使わず、説教・詭弁・啖呵といった話術や泣き落とし、店の嫌がる追加注文の連発、店の供給能力を超えた大食、奇怪な見た目や雰囲気による圧倒など、芸の領域に達しているのが特徴で、一部には無銭飲食という実利から離れある種の思想的営為として立喰いを行っている者もいる。


もともとは押井守の「仕事を引退したらやりたい職業」という妄想から始まった架空の職業で、タツノコプロで演出家をしていた頃にタイムボカンシリーズで『立ち食いのプロ』を登場させたことが始まり。

押井守が関わった作品群にスターシステム的に登場し、『ケルベロス・サーガ』と並び押井守のライフワークの一つとされている。


代表的な立喰師

月見の銀二

専門は月見そば。仕舞い時の立喰い蕎麦屋に現れては月見そばを注文し、薀蓄・詭弁・説教を弁舌巧みに使いこなしてタダ食いをこなす伝説的立喰師。


ケツネコロッケのお銀

専門はケツネコロッケ。きつねそばコロッケを別々に注文するのが特徴の美貌の女立喰師。スピンオフ作品『女立喰師列伝』では主人公を務める。


哭きの犬丸

専門のネタを持たない異色の立喰師。基本的に都落ち中の青年を装って泣き落としを使うが、大体露見して店主達から袋叩きに遭う。しかし結果的に無銭飲食自体は完遂するという巧妙さを持つ。


冷やしタヌキの政(または賢)

専門は冷やしタヌキ。立喰師を気取る半端者のチンピラであり、下手なクレームつけてタダ食いにありついていた。登場する作品によっては粛清のために殺害された公安のスパイだったり、更生してカタギの仕事に就いていたりする。


牛丼の牛五郎

専門は牛丼。徒党を組んで牛丼チェーン店に乗り込んでは、材料が底を尽くまで牛丼を食い尽くす怪人物。注文外のつゆだくといった調理の不備を指摘し作り直させたものは支払い対象外であるが、一応食べた分の支払いは行っており、無銭飲食ではない。


フランクフルトの辰

専門はフランクフルト。外部からの飲食物の持ち込みが禁じられている某夢の国で、持ち込みのフランクフルトを食うことに異様に執着している。


中辛のサブ

専門はカレー。カレースタンドチェーンに現れては、浅黒い肌と白い詰襟、ターバン姿というインド人以上にインド人っぽい異様な容姿と物悲しそうな瞳で店主に心理的プレッシャーを与えてタダ食いを成す。日本人である。


関連タグ

食い逃げ 詐欺

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました