概要
ソ連が1943年に開発した自走砲、T-34中戦車がベースとなっている。
1943年初めにドイツ軍が投入したティーガーI重戦車を鹵獲したソ連軍は、この戦車を研究し、撃破するためにはT-34のF-34 76.2mm砲では至近距離まで接近しないと無理であり、また122mm榴弾砲では対戦車戦闘には不利であることを悟った。ティーガーに対抗するためには52-K 85mm高射砲やA-19 122mmカノン砲クラスの重火砲が必要とされた。そこで85mm高射砲を車載用に改造し、SU-122に搭載することとなり、開発がスタートし、1943年中旬に完成した。
実戦で使用されると、パンターを撃破する成果を見せた。が、後継車の登場で生産は1年ほどしか行われず、戦後は残った車両がワルシャワ条約機構加盟国の各国軍に供給され、1960年代まで使用された。