劇場版叛逆の物語のネタバレを含みます
むかしむかし 未来の向こう
女の子たちが星からきた
動物と取引しました
なんでも1つだけ
願いを叶えてもらうかわりに
魔法の力を与えられ
恐ろしい怪物たちと戦うのです
あらゆる世界の女の子が
願いを叶えてもらい
数え切れない女の子が
怪物たちと戦い
やがて誰もが
力尽きていきました
魔法をもった女の子たちには
秘密の噂話があるといいます
この世から消えてしまう
その時には
魔法の神様がおこしになられて
すべての魔法の女の子たちが
素敵なお国へ導かれるのです
悲しむことも憎むこともない
素敵なお国へ導かれるのです・・・
(叛逆の物語 冒頭より)
最初の発言者は巴マミ。
エピローグの世界では、神格化した鹿目まどかによって、魔法少女は魔女化する寸前に救済され消滅するシステムが構築されている。
そのため、魔力を使い果たした美樹さやかは、ソウルジェムが濁りきった後、消滅した。
その際、マミは「逝ってしまったわ、円環の理に導かれて……」と語り、このシステムを「円環の理」と称した。
まどかに導かれて消滅した魔法少女は、この後どうなるのかは不明だったが、叛逆の物語にて人としての意識を保ったままであることが明らかとなった。
魔女となる魔法少女を円環の理に導く際にまどかと共に訪れ、その際には魔法少女としての力と魔女としての力の両方が扱えることが明らかとなった。
しかし、突然この新しい用語が語られたため、戸惑った視聴者も多いだろう。
また、最終回放映前に収録されたBD/DVD特典トークCDのキャスト座談会「魔法少女たちのお茶会」では、
悠木碧らは恐らく結末をボカす為という事情から「まどかが神格化する」ことを指して「コトワリになる」という言い換えで笑いを誘っていた。テレビ放送前の、ファンが面白おかしく取り上げる以前からキャスト間で既に半ばネタ扱いされていた語のようである。
2011年夏に開催された第80回コミックマーケットにて販売された、アニメ公式スタッフらの同人誌「ティロフィナーレ本」でも、巴マミのCVを務めた水橋かおりの寄稿ページ(P.67)は…
ティロ・フィナーレよろしく、円環の理もまた「マミさんが即興で創作したもの」というネタが当初広まっていたのだが、
オトナアニメvol.21の虚淵氏へのインタビューによると、「書き換えられた世界において、魔法少女たちに口伝されている伝承」という設定との事である。
これによって誤解は解けたものの、その後しばらくは円環の理は巴マミが作った言葉というイメージが一時期定着していた。
しかし、叛逆の物語が公開されると、ほむらもキュゥべえもさやかもなぎさもごく普通に円環の理と作中で何度も発言していたため、円環の理といえば巴マミというイメージも次第に廃れていった。
ちなみに表記揺れとして「円還の理」が存在する。
アニメ放映時点では漢字表記が不明だったが、コミックス版の表記から「円環の理」で確定した。
「円環の理」と書いて「マドカマギカ」なる読み方がされるのもたびたび見られる。
叛逆の物語では円環の理の紋章らしきものが登場している。
紋章の周囲には魔女の口づけが現れている。
紋章には「DAS EWIG WEIBLICHE(永遠にして女性的なるもの)」と魔女文字で書かれている。(ゲーテのファウストより)
関連イラスト
大別して、
中にはこんな物も…