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義のために!! 概要!!!!
CV:高塚正也
身長:182㎝
武器:刀+御符
越後の大名・上杉家に仕える将。
『戦国無双2』よりプレイアブルキャラクターとして登場した。
才知に富み、「義」を愛し「不義」を憎む、熱き理想家である。
真面目で朗らか、そして弁舌に優れた人物だが、多少それが行き過ぎている面もあり、必要以上に「義」や「愛」を語る。盟友・石田三成からは「ギーギーうるさい」と言われたこともあるほど。
しかし「義」を高らかに語るだけあって、
危機的状況の中で自分の身よりも兵の身を案じる姿(『2』)や、生活に困った牢人を自らの俸禄で養う姿(『4』)、民とともに田植えに勤しむ姿(『4』)など、兵想い・民想いな面が強く見られる。
『戦国無双2シナリオコレクション』によると、兼続は「世の全てのプラス要素は義とともにあり、すべてのマイナス要素は不義の下にある」 と考えており、あくまで親切心から周囲に「義」を熱く勧めてくるらしい。政宗が兼続を「おせっかい男」と言うのも頷けるところである。
また、同書でシナリオ担当者は兼続について「清廉すぎるゆえの繊細な危うさが彼の魅力」とも記しており、その例として『2』の武蔵シナリオ・江戸城攻略戦での兼続の姿を挙げている。
このシナリオでの兼続は、史実通り、関ヶ原の戦い後は上杉存続のために徳川に与しているが、
「私は最低だ」「志を捨てた」「友の心を裏切った」とひどく思い詰めてしまっている。
その後「せめて上杉への義に殉じよう」と自暴自棄な行動も起こしており、確かにその「繊細な危うさ」を最も見て取れる場面だと言える。兼続は純粋に「義」を尊んでいるからこそ強く、また弱くもなる人物なのだろう。
ちなみに、無双シリーズはナンバリングによってキャラの性格が多少変わる。
『3』における兼続は、「義」「愛」に加えて「気概」という言葉も頻繁に用いるようになった。前作に比べると言動が落ち着いており、高潔な面も強まった。また、皮肉屋である。
『4』における兼続は、本作での彼の台詞を用いて表すならば「気概満ち満ち元気一万倍」である。シリーズ随一のうるささを誇ると言えよう。とにかく賑やかである。
愛のために!! 容姿!!!!
太い眉と厚い唇が印象的な、凛々しい顔立ちの青年として描かれている。
髪型は長髪で、中分けの前髪を流し髷を結っている。ただし、これが発覚したのは『3』以降であり、『2』では常に兜を装備していたため髪型が不明だった。そのため短髪で描かれた兼続のイラストも多く存在する。
『2』では阿国に「(※義と愛を語る兼続の姿を見て) うわぁ…かわいそうに。顔はええのになぁ」と評されている。『3』での兼続は、唇が薄くなったり輪郭が四角型になったりと変化が大きかったが、『4』ではまた『2』のような顔立ちに戻されている。
衣装はシリーズを通して上杉家のシンボルカラーである白を基調としたもので、着丈の長い陣羽織を羽織っている。以下、左から順に 2衣装、3衣装、4衣装である。
兜は史実にそって「愛」の前立ての付いた白い兜を着用している。
ただし、初登場作の『2』のみ兜のデザインが異なっており、後頭部に長い突起の付いた流線型の白い兜となっている。当時、そのデザインから一部のファンに「イカ」という愛称をつけられ、現在に至っている。
気概を見せん!! 人間関係!!!!
上杉謙信・綾御前
初登場時から主君である上杉謙信には非常に強い尊敬の念を抱いており、
その軍略を『2』では「義に敵なし!謙信公こそまさに神!」と熱く賞賛している。
『3』では謙信の姉である綾御前もPC参戦した。本作での兼続は綾御前に愛の兜を授けられており、謙信同様、彼女に対しても強い忠誠心を示している。余談だが、『3』の兼続は綾御前の与える「薫陶」がくせになってしまったとのこと。ひどい。
上杉景勝
「景勝様の手足となりましょう!」と、その忠臣ぶりを遺憾なく発揮している。
景勝も兼続に対しては大きな信頼を置いており、本作・上杉の章では兼続の真っ直ぐな性格に触れた際に、昔から変わらぬその存在を「ありがたい」と発言している。
しかし、時には兼続によって景勝の貴重なセリフが遮られるなど、少し困ったところもある。
ちなみに、本作では人物間の関係に「幹」と「花」という表現が多用されており、この主従もそれに該当する。景勝が上杉を支える「太い幹」、兼続がその幹のもとに咲く「白き義の花」である。
石田三成・真田幸村
小田原攻めで知己となった石田三成、真田幸村とは「義」の契りを結んでいる。
幸村とともに高らかに「義」を提唱する一方で、三成からは「恥ずかしい奴め」と呆れられることも。しかし三名の結束は非常に堅く、秀吉没後は家康を討たんと共に軍をあげる。
なお、この三名はファンの間では「義トリオ」という呼称で定着しており、公式で「義戦士」としてキャラソンが作られたりもしている。
前田慶次
豊臣政権ごろから上杉家に仕官した前田慶次とも親交が深く、シリーズを通して長谷堂城の戦いで共に殿(しんがり)を務めている。両者互いにそれぞれの義や武勇を讃えており、合戦中も「この暴れん坊め!」「あんたと一緒たぁ、嬉しいねぇ!」などと言葉を交わす、非常に仲睦まじい二人である。
伊達政宗・片倉小十郎
敵対勢力である伊達政宗とは仲が悪く、彼を「山犬」「利に走る犬」などとよく罵っている。また政宗も兼続のことを「義、義とうるさい」「時代を読めぬ馬鹿」などと罵っており、両者顔を合わせると大抵言い合いになる。しかし、互いにその実力はきちんと認めており、上杉・伊達の合戦では相手の軍略や武勇を称賛する台詞が存在する。
一方で、政宗の軍師・片倉小十郎とは境遇が似ている(幼少期から主君に仕える等)ためか、本編外で何かと共闘する機会が多い。「眼鏡の小十郎さん!」などと、やたらと「眼鏡」を強調する。
義が…愛が…あふれてくるぞ!! 関連イラスト!!!!
義が私に進めと命じる!! 関連タグ!!!!
直江兼続(史実)