概要
東方Projectの登場キャラクターごとに関連する事項などからそれぞれに縁のある日付を設定し、その日ないしは期間に該当するキャラクターの作品をつくろうという「東方キャラの日」の一つ。
本企画は10月4日が綿月豊姫のと(10)よ(4)と読めることから、毎年10月4日には綿月豊姫の画像を投稿しようという、三味線氏によって提唱、制定された東方キャラの日。なお、この日は比那名居天子、蓬莱山輝夜の日でもある。
本企画の詳細、作品形式等の最新版については本記事メイン画像(上部掲載)の企画イメージにおけるキャプションを参照。
過去の企画イメージ
- 2013年版
同日の「東方キャラの日」企画
- 10月4日は天子の日(比那名居天子)
- 10/4はてるよの日(蓬莱山輝夜)
上記三名はいずれも地上より空に向かってはるか天上におわす人々、またはかつてその場所にいた人物である。長命(ないしは不老不死)な人々でもあり、高貴とされる点にも共通点がある。
外見的には色彩こそ三様であるが豊かな長髪にロングスカートと、シルエットの面で共通している。
またそれぞれ縁の深い固有のアイテムを所持しており、豊姫においては「森を一瞬で素粒子レベルで浄化する風を起こす扇子」、輝夜は「蓬莱の玉の枝」をはじめとする各種難題の品々、天子においては「緋想の剣」などである。
シリーズ作中では各々それぞれが住まう世界から長い間出る事は無く他の地上世界との交流も無かったがそれぞれの作品で起こした(あるいは巻き込まれた)異変の後に地上との交流も生まれている。
輝夜は『東方永夜抄』以後月都万象展等を通して広く幻想郷との交流を図っており、天子は『東方緋想天』の後に地上に顔を出すようになっている。
豊姫はその立場上公に幻想郷に降り立つ姿は見られていない(2014年9月現在)が、『東方儚月抄』漫画版等では一時的に地上を訪れている他、『儚月抄』4コマ版である『月のイナバと地上の因幡』では八意永琳らを訪ねてお忍びで永遠亭も訪れている。
三者は永琳を通してもそれぞれなりの縁があり、豊姫にとってはかつての師であり、輝夜にとっては従者にして永遠を共にする大切な人物でもある。天子については『緋想天』において博麗神社倒壊について調査した鈴仙・優曇華院・イナバの報告を受けた永琳が、その知識を通して見た天子について鈴仙に語っており、永琳側からではあるが天子とも繋がりをもつ。
三者は活躍する作中にて様々な知識と経験に由来するような独特のカリスマ性を醸す一方で、どこかズレていたり天然的な要素が見られたりと、にくめない可愛らしい様子も見られている。
一方で輝夜は禁忌に手を染めた事で月より追われる身であり、天子はもともと自身の鍛錬ではなく家柄によって天人となり今日では天界での生活に不満があるなど背景や種々の動機部分も含めたそのキャラクター性は様々である。
加えて先述の「長命」という点においてもその理由は異なっている。
豊姫は「寿命をもたらす穢れがない月に所在する」ことに由来し、輝夜は「蓬莱の薬」による月の文化ではイリーガルな方法によるもので、天子は既定通りの寿命を遂行しようとする死神をその都度追い払っていることにそれぞれ由来している。
また三名の内豊姫だけはシリーズを通しての主人公である博麗霊夢や霧雨魔理沙と弾幕ごっこなどの形で直接対峙していない他、他のゲームや書籍作品などで背景などの形でも登場していない(いずれも上記現在時点)。
「東方キャラの日」同日の三名
『儚月抄』において豊姫は桃をこよなく愛し、天子もまた桃(仙果)の恩恵を受けている。輝夜もかつて月に所在した頃には月の果実としての桃を召していたことだろう。
三名は「桃」という要素を通しても通じるものがあるのである。