扶桑改二
きょうびじんふそう
西村艦隊の概要…見せてあげる!
2014年10月24日のアップデートにて、扶桑型初の改二実施となった。低速戦艦勢としては最初の、戦艦娘としては6隻目であり、六花氏が手掛ける艦娘では初の改二である。 改造に必要なレベルは80と、榛名改二、隼鷹改二に続いて3隻目。また、改造するには膨大な資材(弾薬2400、鋼材3500。鋼材のみなら大和型の第一次改装より多い)と改装設計図も必要となる。
改二にすることで、「試製41cm三連装砲」を持ってくる。この主砲が贈られるのは今年の夏イベ以来だが、かなり早めの実装となった。 ちなみに、史実にはなかった瑞雲12型も持ってくる。ランカーになってない人にとっては図鑑埋めもできるようになる(これは水爆系であり、搭載すると対空+3と制空補助には抜群である)。
実装日である2014年10月24日。
ちょうど70年前、シブヤン海海戦があった(武蔵が沈んでおり、若葉も別海戦にて沈没)。
翌25日にはエンガノ岬沖海戦(瑞鶴、瑞鳳、千歳、千代田、多摩沈没)、サマール島沖海戦(鈴谷、筑摩、鳥海轟沈)、そして、彼女にとって運命のスリガオ海峡海戦があった。
彼女やその仲間がどのような最期を迎えたかはレイテ沖海戦を参照してほしい。
提督……? そんなに見とれると、容姿がちょっと心配です。
飛龍改二と同じく鉢巻をしめ上げ、表情も史実では実現できなかった航空戦艦になれたことでの喜びと勇ましさが掛け合わせたように見える。服に桜吹雪を模った赤い染め模様が付き、スカートの形状は京和傘のように美しくなり金糸模様が施されている。艦橋型の髪飾りも東寺の五重塔を彷彿させるような仕上がりで、根元には満艦飾を模したような彩り鮮やかな飾り緒が付いている。
艤装は更に大型のものになり、主砲が戦艦時と同じ4基になった他上の2基が三連装砲となっている。背面はこんな感じ。また飛行甲板が伊勢型のものから同じ西村艦隊の最上のものに変更されている。このため甲板に魚雷発射管が付いているがBismarck Dreiと異なり雷装は装備できない。
改二前も巫女らしさが表に出ていたが、改二になったことでより和を強調するような容姿となった。まさに京美人!!
中破したときの露出は(残念ながら)減ってしまったが、よく見ると紐パンに…。
また、新たに母港ボイスが追加されているのだが、この中に「私の心も、提督に……」という、ともすれば提督LOVEとも取れる台詞があったりする。
…山城さんの明日はどっちだ。
改装された、性能……お見せします!
性能は火力以外は微増程度(装甲+2、耐久+2)、対空はわずかだが下がっている(-1)が、なんといっても長門型と並ぶ、火力99になったことは大きい。改と比べるとなんと20も上昇している(ただし、未改造の戦艦時と比べると+5しか増えていない)。
また、艦載機の配分が見直され、10/10/10/10から4/4/9/23へと変更された(総搭載数は変わらず)。これにより水上爆撃機をガン積みしなくても、第4スロットだけである程度は爆撃/対潜能力を発揮できるようになった。しかしこれまで航空戦艦の長所であった燃費だけは壊滅的に悪化している。
やはり注目すべきは、【主砲+主砲+徹甲弾+水上爆撃機】のコンボによって、ある程度制空権を取りながら、開幕爆撃で先制パンチをお見舞いし、徹甲弾で底上げされた火力で弾着射撃による主砲連撃(or徹甲弾カットイン)を撃ち込むという、これまでの戦艦娘には真似のできない戦術が可能となった点であろう。特に瑞雲12型の制空能力(対空+3)は、第四スロットに搭載した場合に「搭載数12のスロットに烈風を装備した状態」と同値であり、他の水上爆撃機と僅差で劇的でないとはいえ、制空権争いに一助出来る点はちょっと頼もしい。
敵艦隊に空母系艦船がいないなら、これだけでも充分なアドバンテージとなってくれる。
気になる運だが、13と改造前より+3上昇。地味に比叡改二と同一値となる。
さらに小さな改良点として、今までは初期装備が35.6cm砲だったのが、改二では41cm砲になったため、「口径の不一致による命中率の低下」が若干ながら解消され、ワンクラス上の砲を載せても命中率の低下が少なくなると思われる。
今までは、あまりにも中途半端すぎる性能だったが、諸所の問題点が改良され、非常に使い勝手のいい艦に仕上がったといえるだろう。