カーマという語はサンスクリット語で、肉体的な快楽、悦楽、官能、愛欲を意味する。
これを名とするカーマはまたカーマデーヴァ(愛欲の神)とも呼ばれる。
ラティ、プリーティという妻がいる。
有名な『カーマ・スートラ』は神としてのカーマではなく、愛欲を意味するカーマを取り扱ったものであり、カーマ神にまつわる神話は書いていない。
シヴァとのエピソード
不死身のアスラ・ターラカに神々が悩まされていた頃、シヴァの子がターラカを倒せるとブラフマーに告げられた神々はシヴァに子作りをさせようとカーマを差し向ける。
今回のターゲットはあくまでシヴァであったが、彼とその配下が地上に降り立つだけで、あらゆる衆生が愛欲に心を支配され性交しまくったという。
それは聖者や苦行者ですら迷わせるほどであった。
カーマは苦行していたシヴァの瞑想を一瞬だけ揺るがすことはできたものの、シヴァの怒りを買い、第三の目から放たれた灼光によりカーマは肉体を滅ぼされてしまう。
アナンガ(体無きもの)となったカーマはクリシュナの息子プラデュムナとして生まれ、人としての生涯を終えたカーマはやっと肉体を取り戻したという。
関連タグ
デビルサバイバー2(セプテントリオンの『アリオト』を打ち落とすためにシヴァとカーマの封印を解き、上記のエピソードに由来する方法で落とす。<このイベント後カーマは通常の悪魔合体で、シヴァは条件付きで合体できる。)