概要
『テイルズオブゼスティリア』の登場キャラクター。名前の英字綴りは「Dezel」。
一般的な天族とは違ってアウトローな空気を纏った天族。
風の天響術を操るためか、空気の動きで周囲の状況を的確に察知する能力を持っている。
喜怒哀楽をめったに見せず、他人とのコミュニケーションを嫌う孤独主義者だが、その胸には激情を秘めている。ミクリオほどではないが天族の中でも若い方。
友を奪った憑魔を探しだして復讐を果たすため、人間社会の影で活躍を続けている。復讐に囚われているため穢れてもおかしくないが、穢れのない心を持つロゼを器として憑依することで憑魔化を防いでいる。
余談だが、担当声優の小野氏は以前「テイルズオブヴェスペリア」にてハリーの声を務めている。
性格
見た目通り、クールで人との距離を置きたがる。だからといって全く話さないわけではなく、一度話し出すと様々な知識をスレイ達に教える。ライラのギャグに吹き出す等、笑いの沸点も結構低い。
また、意外に面倒見がいいのか、前述の能力を使って周りの動きを察知して心配な場合はサポートをすることもある。自らの器であったロゼは目的のために不可欠な存在であり、干渉し時には操る事で彼女の霊応力を高めさせて「復讐のための器」に仕立て上げた。その一方で彼女に対しては非常に過保護な一面もあり、ロゼの危機に真っ先に動いたり、ロゼがスレイにおぶられた事について「年頃の娘が無防備すぎる」と後々説教したりしている。
クワガタムシやカブトムシなどの虫にも詳しいようで、幻のクワガタ虫を見つけた時のディスカバリーチャットでは生態やマニア的な価値について熱く語っている。
そして、他のメンバーには大声を出さないことを言っている癖に自分が思わず大声を出して珍しいカブトムシを逃がしてしまうという意外とうっかりな一面も拝める(この時エドナに「案外アホね」と言われている)。
容姿
大人な男性。イメージカラーは黒色といった感じで髪は銀髪(白髪)、頭にはつばが付いた黒い帽子を被っている。服装は黒いジャケットと同色のパンツを身につけており、インナーのシャツは風属性らしく緑色。
また、テイルズオブシリーズでは珍しい髪の毛で目が隠れたパーティーキャラでギザ歯持ちでもある。
戦闘スタイル
テイルズオブでは初となる「ペンデュラム」を武器にしている。
長年、人間の傭兵団と過ごした経験から戦闘にも長じており、2本のペンデュラムを鞭のように自在に駆使して敵を翻弄、圧倒する。
そうして周囲をカバーしながら鋭く踏み込み、風属性の天響術を用いて戦う。天響術は直線的な性能のものが多い。
関連イラスト
関連タグ
スレイ アリーシャ・ディフダ ミクリオ エドナ ライラ ロゼ ザビーダ 天族
カップリング
以下ネタバレ注意
彼は元「風の傭兵団」所属であり、戦友を奪った憑魔を探しだして復讐を果たすために同行する。
冒険の途中(終盤のペンドラゴ)で憑魔になっているその友と出会うのだが、デゼルはザビーダのジークフリードの弾となって撃ち出され、憑魔となった友を倒す。
その後、パーティメンバーやロゼに対し別れを告げた後に光になって消えていく。
また、中盤のペンドラゴのとあるイベントムービーにて、彼の帽子が敵に飛ばされて取れるので彼の素顔を見ることが出来る。
この時に、目が見えていないことや、能力で風を感じて周りを認識しているため盲目でも戦えることが判明する。
そして、ラストチャンスとして彼の最期でも見ることが出来る。
幼少時にザビーダに助けられた影響からペンデュラムを武器として用いているという裏設定があるのだが、デゼルはその事を忘れている。
ちなみにデゼルが消えた後は風属性の天族であるザビーダが加入し、装備も彼が全て引き継ぐ(デゼルの帽子もザビーダが被るようになる)。
「風の傭兵団」は「風の骨」の前身であり、5年前に団長がローランス帝国の皇子を殺害した容疑で潰された。デゼルの背中の†はハイランド兵士と同じものであり、「風の傭兵団」がハイランドと関わりが深かった事が伺える。
真名は「ルヴィーユ=ユクム(yuweyu yugum)」。
ファンの解析によると「嘲るデゼル(deride dezel)」の意。