概要
日本の仏教において、神仏習合における天部の神で、薬師如来の垂迹であるとともに、須佐之男の本地とされており、現在の八坂神社にあたる感神院祇園社から勧請されて全国の祇園社、天王社で祀られている。
京都東山祇園や播磨国広峰山に鎮座する神であり、蘇民将来説話の武塔天神と同一視され、インドでは闘神インドラの化身の一つ(もしくは別名)であるゴーマヤグリーヴァデーヴァラージャ(梵:gomaya-griva-deva-raja)が仏教に取り入れられた姿で釈迦の生誕地に因む祇園精舎の守護神とされており、祇園神という祇園信仰の神でもある。
陰陽道では天道神と同一視された。