グラマン
ぐらまん
概要
CVは納谷六朗氏。
アメトリス軍東方司令部司令官を務める中将。ロイ・マスタングが東方司令部に所属していたころの上官にあたる。
変人と名高く普段は女好きの怠け者で一見気さくな老人だが狡猾な謀略家でかつて軍の頂点に立とうとしたこともある野心家。しかしホムンクルスの配下となったレイヴン中将の誘いを蹴って左遷された過去を持つ。しかし今でも野心を忘れたわけではなく虎視眈々と機会を狙ってる。
自分と似たところがあるマスタングの事を気に入っており彼を重用したり謀略を教えたりしている。物語の終盤、彼からの要請を受け北方司令部と協力しクーデターを引き起こす。
最終話ではキング・ブラッドレイに変わり大総統となる。
航空機会社
グラマンは1929年にルロイ・ランドル・グラマンにより設立された会社であり、もともとはLoening Aeronautical EngineeringがKeystone Aircraftに買収され、本社が移転した際、元の本社が独立する形で創立された(なお、キーストーンはカーチス・ライトの製造部門となり会社として終了する)。
この会社はアメリカ海軍のための航空機やそれらの部品などを製造した。特に第二次世界大戦において活躍した戦闘機や飛行艇で有名である。また民間機(有名なものはG-164アグキャット)なども製造していた。
また、アポロ計画にもかかわり(月着陸船、当初製造が遅れ「お荷物」扱いされたものの、性能自体は優れていた)、また独立当初作っていた水上機のフロートを製造する技術を応用してカヌーも製造していた。
この会社は1970年前半までは好調を保っていたものの、それ以降はぱっとせず、民間機製造の子会社(1958年設立)を1978年に売却(後のガルフストリーム・エアロスペース)したりした。さらには日本において航空機の選定に対し政治家に不正に資金を提供した汚職事件(ダグラス・グラマン事件、マクドネル・ダグラスF-4およびグラマンE-2採用に関する疑惑、ほかにも疑惑は存在したものの、結局追及できなかった)を起こしたとされる。1973年以降試作軍用機は製造するものの、軍に採用される航空機はなかったこともあり、1994年、ノースロップに買収され、ノースロップ・グラマンとされ、法人は消滅。