グラマン
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ぐらまん
かつてアメリカに存在した航空機メーカーである。
1929年にルロイ・ランドル・グラマンにより設立された会社であり、もともとはLoening Aeronautical EngineeringがKeystone Aircraftに買収され、本社が移転した際、元の本社が独立する形で創立された(なお、キーストーンはカーチス・ライトの製造部門となり会社として終了する)。
この会社はアメリカ海軍のための航空機やそれらの部品などを製造した。特に第二次世界大戦において活躍した戦闘機や飛行艇で有名である。第二次世界大戦中の日本海軍においてはF6Fヘルキャットの代名詞にもなっていた。また民間機(有名なものはG-164アグキャット)なども製造していた。
また、アポロ計画にもかかわり(月着陸船、当初製造が遅れ「お荷物」扱いされたものの、性能自体は優れていた)、また独立当初作っていた水上機のフロートを製造する技術を応用してカヌーも製造していた。
1970年前半まで好調を保っていたものの、それ以降はぱっとせず、民間機製造の子会社(1958年設立)を1978年に売却(後のガルフストリーム・エアロスペース)したりした。さらには日本において航空機の選定に対し政治家に不正に資金を提供した汚職事件(ダグラス・グラマン事件、マクドネル・ダグラスF-4およびグラマンE-2採用に関する疑惑、ほかにも疑惑は存在したものの、結局追及できなかった)を起こしたとされる。
1973年以降試作軍用機は製造するものの、軍に採用される航空機はなかったこともあり、1994年、ノースロップに買収され、ノースロップ・グラマンとされ、法人は消滅。
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