ペニスソックス
ぺにすくつした
概要
ペニスソックスは、ペニスサックの一種であり、ペニス用の靴下である。
一般的に、ふたなりの女性がその陰茎に着用することが多く、ふたなり用下着であると言えるが、男性も着用する場合がある。その場合はちんこソックスを参照。
実用的な目的
靴下は冷えやすい足を防寒すること、足を擦り傷などから保護することが目的であるが、ペニスソックスは着用する位置こそ違えど着用の目的は、同じであるといえる。
心の中に収まりきらないもやもやとパンツの中に収まりきらないペニス
ふたなりの女性のある程度以上のサイズのペニスは女性用のショーツに収まりきらないことが多い。
そのため、ペニスはクロッチの横の足を出すための穴から下着の外に出すことが多いが、それでもペニスが下着の中の空間を圧迫するため、窮屈である。
尻を隠して(亀)頭隠さず
オープンショーツや旧ドロワを着用すれば、クロッチに空いている穴からペニスを出すことができるため、下着の中が窮屈にならないで済む。
更に、放尿の際にパンツを脱ぐ手間がかからずに放尿できるというメリットもある。
旧ドロワの穴は、スカートを脱ぐことなしにおしっこをするために空いているもので、基本的に立ちションで放尿するための下着であるが、ふたなりの場合はペニスが存在するため、容易に立ちションができるし、ペニスを振ることで放尿後に尿道口の周りに残る尿を払い落す事が出来て清潔であるとすら言える。
しかし、下着の外に出したペニスは一糸も纏わない状態であるため、スカートを着用している場合は、虫に刺されたり、転倒した時などにペニスを擦り剥いたり、場合によっては先端の尖ったものがペニスに刺さって大怪我をする可能性もある。
また、気温の低い冬などは、ペニスが凍傷になる危険性がある上、ペニス自体が血流が多く流れる表面積の多い器官であるため、体温が多く奪われてしまう問題がある。
他にも、意図せずにペニスが勃起して、ペニスがスカートの外にはみ出てしまうと、性器を衆目に晒してしまうし、階段や坂を上る時に下から生のペニスを覗かれたり盗撮される危険性すらある。
何より、そもそも下着の目的である性器を隠すということを果たしておらず、本末転倒であり、頭隠して尻隠さずならぬ、尻を隠して亀頭隠さずである。(包茎のふたなりならば頭も隠しているけど)
更に、ペニスがチンカス塗れであることもあり、スカートの中からチンカス塗れのペニスの悪臭が漏れないようにするために、エチケットとしてペニスソックスの着用が、特に真性包茎のふたなりに推奨されている。
ペニスソックスは、これらの問題を解決するために、ショーツの外に出したペニスに着用する下着である。
ペニスソックスにも問題が存在するが、それは放尿の際にペニスソックスを脱がなければ、ペニスソックスをおしっこで汚してしまうことである。
しかし、ふたなりではない女性がパンツを脱ぐ手間に比べると、小さな手間で済むため、大きな問題ではない。
この問題を解決するため、ペニスソックスの先端にジーンズのようにチャックを取り付けたペニスソックスも存在し、ペニスソックスを脱がずにチャックを開閉するだけで問題なく放尿ができる構造になっている。
他にもペニスソックスの先端に穴が存在し、その穴を数枚の布を重ね合わせる構造で覆う構造になっているペニスソックスもある。このタイプのものはペニスソックスをペニスの根元にずらして、亀頭を露出させることができる構造であり、チャックが存在しないため、ペニスの包皮をチャックに挟み込む事故を防げるため、特に、チャックに包皮をひっかけやすい包茎のふたなりに向いたペニスソックスである。
また、ペニスソックスが脱げないように、ペニスソックスの根元をペニスリボンで縛る構造になっているものもあるが、このリボンは放尿の時には緩める必要がある。
他の目的
上記の目的以外に、おしゃれのためにペニスソックスを履くこともある。
また、生のペニスとスカートが擦れることで性感を得て意図せずに射精をすることを防止する目的でペニスソックスを履くふたなりもいる。
ペニスソックスの種類とニーズ
女性でありながらペニスを持つふたなりは、ペニスを持つことに肯定的な者と否定的な者、両方を併せ持つ複雑な者がいる。
自身のペニスに対する是非によって、ふたなりは種類の異なるペニスソックスの着用を選ぶ。
逆説的にいえば、履いているペニスソックスを見れば、ふたなりが自分のペニスに対してどのような感情を抱いているかを知ることができる。