本来のタイトルを翻訳、改変した題名に対する、もともとのタイトルのこと。
洋画、洋楽、洋書などを日本で公開・発売する際に、日本人にわかりやすいようにこの「原題」が大幅に変更になるパターンが非常に多い。
たとえばディズニーのアニメ映画だと
- 「Frozen」⇒「アナと雪の女王」
- 「Tangled」⇒「塔の上のラプンツェル」
- 「Up」⇒「カールじいさんの空飛ぶ家」
- 「Ratatouille」⇒「レミーのおいしいレストラン」
もはやまったく原型をとどめていない。タイトルだけ見ると別の作品のようである。
このように、わかりやすくしようとするあまり、洋画のタイトルはだいたい説明過多になる傾向がある。
原題からかけ離れ過ぎた日本版タイトルの例
- 「Wild」⇒「私に会うまでの1600キロ」
- 「Boyhood」⇒「6才のボクが、大人になるまで。」
- 「The Italian Job」⇒「ミニミニ大作戦」
- 「Sister Act」⇒ 「天使にラブ・ソングを・・・」
- 「Let the Right One In」⇒「ぼくのエリ 200歳の少女」
いくらなんでもタイトルで内容説明しようとし過ぎである。
逆に邦画が海外で公開される場合は、タイトルが原題よりも簡略化される傾向にある。