小説侍戦隊シンケンジャー
さんどめのしょうき
小説仮面ライダーシリーズの派生として講談社キャラクター文庫より出版されている、小説スーパー戦隊シリーズ第一作目。サブタイトルは三度目勝機-さんどめのしょうき-
概要
世界観は原典と同一と推測される。
作風ははっきり言ってドシリアスであり、第三勢力として海外の軍隊も登場する。
人間のエゴを皮肉った描写もあり、本編では描かれないような出血、殺人描写、暴力シーンもテレビシリーズに比べ明確に描かれる。
一応ハッピーエンドで終わるものの、見方によっては救いようがない。
今回シンケンジャー側での実質的な主人公は源太、丈瑠となっている。
登場人物(今作オリジナルの人物のみ記載)
- 蒲田康彦博士
エネルギー工学の権威。
源太の電子モヂカラに興味をしめし、以来彼とは電子モヂカラの研究を肴に熱き議論を交わしあう仲となる。
意外にも彼の発明が世界を救うことになる。
愛犬はジャックラッセルテリアの『シックスパック』
- 西村毅
精神科医。
事件解決に大きく貢献した人物その2。
- 湯郷美佳・岩淵正義
刑事。
ある事件を調べており、影の功労者と言える人物たち。
最終決戦には暴走した市民をSATを引き連れ麻酔銃で眠らせるなどクウガの一条さん並に活躍する。
おそらく作中の警察官ではまともな人たち。
はぐれ外道。
人々の精神に働きかけるウィルスを使って世の中を混乱に導こうとした。
実力はシンケンレッドの剣の腕をしのぐ。
敵側の主人公ともいえる存在。
- 各国首脳陣
一番まともじゃない人たち。
ウィルス感染が自分たちの国に拡大しないようにと日本を潰しにかかってくる。
第三勢力ともいえる存在。まだウィルスに感染していない分タチが悪い。
人間側の悪といった方がわかりやすいだろう。
終盤では日本の侍戦隊のスペックと自らの軍との実力差を危惧し、本当に核兵器で潰しにかかってきた。
- 暴走した市民たち
謎のウィルスの影響で精神に異常をきたした人たち。
人殺しをする者もいれば、略奪をする者、自殺をしようとする者、自分の殻に閉じこもろうとする者など千差万別。
しかし彼らにはある秘密があった…。
- 逃げ出した動物たち
動物園から何者かによって逃がされた動物たち。