日本国有鉄道 10系客車
1950年代に開発された、軽量構造の客車。座席車と寝台車の2種類。軽量化に徹底したため欠陥が多かった。1985年に運用終了。
日本国有鉄道 キハ10系
日本国有鉄道が1953年に開発した一般形気動車グループ。詳しくはキハ10系の記事を参照。
京都市交通局 10系
京都市営地下鉄烏丸線の車両。電機子チョッパ制御でアルミ車体。1981年の開業時から活躍している。
開業時に4両編成で登場、その後6両編成化された前期グループが9編成、延伸開業で1988年・1990年・1997年に製造された後期グループが11編成在籍。前面デザインが両者で異なる。
後期グループは現在、制御方式をVVVFインバータ制御にする改造が進む。
大阪市交通局 10系・10A系
大阪市営地下鉄御堂筋線の車両。電機子チョッパ制御で登場。アルミボディー。
第1編成は当初4両編成で谷町線に所属、初代の20系を名乗っていた(詳しくは20系の記事を参照)。1975年に中間車4両を製造して8両編成にして御堂筋線へ転属、形式を10系に変更した。
1979年~1984年にかけ第2編成~第16編成が8両編成で製造。
1986年~1989年にかけ第17編成~第26編成が9両編成で製造。1987年には第16編成までの編成が9両編成化される。こうして9両編成26本が出そろう。
1995年~1996年にかけて10両編成化を実施。増結する1両は第1編成~第3編成をばらして組み込んだ。元先頭車の中間車が2両いる。余った先頭車4両は廃車。これで10両編成23本となった。
1998年~2003年、2006年~2011年にかけて、23編成のうち第4編成を除く22編成にリニューアル工事を実施。第17編成~第26編成の10編成にはVVVFインバータ制御化改造を実施し、形式を「10A系」に変更した。
現在は30000系の増備もあってチョッパ制御の編成は廃車されてゆく。