「これ位の事でビクともするサイタンクではないわ!」
「フワーッハッハッハッハ!!」
登場作品:『仮面ライダーV3』
第45話「デストロンのXマスプレゼント」、第46話「ライダーマンよ どこへゆく?」
概要
デストロン結託部族最後の刺客・ヨロイ一族に所属するサイ型改造人間。鳴き声は「ブァウー!」。
人間態であるサイタンクの名前に似ても似つかないサンタクロースに扮した「ブラックサンタ」の姿で街を練り歩き、『幸福の家』と呼ばれるアジトへと子供たちを誘い出し、集めた子供たちを拉致して彼らをデストロンの幹部候補生へと教育して仕立て上げる事を使命とする。
詳細
性格は残忍で、幹部候補としてかき集めた子供たちの中に偶然に居合わせた『少年ライダー隊』の隊員を見せしめとして鞭で滅多打ちにしている。
頭部の巨大な角で相手に突進して突き殺す戦法を得意としており、この角で刺された者はどーいうわけか跡形も無く溶けてしまう。
また、両肩部分にある小さな角をミサイルとして射出出来るほか、非常に頑丈な肉体と驚異的なパワーから繰り出される攻撃は、V3をいとも簡単に吹っ飛ばし、『V3フルキック』や『マッハキック』すらも跳ね除けてしまう程の怪力を誇る。
その為、「いや、これはとんでもない相手だ」とV3が呟いたほどで、更には何度もV3をあしらう姿や、ライダーマンを利用して共倒れを計ったり、V3がライダーマンと協力してやっとこさ倒した実力者なだけに、ファンの間では、デストロン最強の怪人と呼ばれている(現にそう言わしめるほどの実力者である。良くヨロイ元帥の下で働いているよな…?)。
しかし、最大の武器である頭部の巨大な角を折られると途端に弱体化してしまう最大の弱点を持っており、V3とライダーマンとの共闘戦の際、一瞬の隙を突かれ『V3キック』で弱点の角を折られてしまい、大幅に弱体化。
最後はライダーマンの『ロープアーム』で身動きを封じられた所へ、V3の『V3きりもみキック』の直撃を受け爆死した。
以降の特撮シリーズでもサイをモチーフにした怪人は豪快かつパワフルな風貌なのが多く、サイタンクを彷彿とさせる場面を見せる。