シャア 「はっきり言う。気にいらんな」(概要)
出典は劇場版機動戦士ガンダムより。完成度80%の脚のついていないジオングを見たシャア・アズナブルが「足がないな」と言ったのに対し、説明役の開発技術者の整備士(ニコニコ大百科の記事)が「偉い人にはそれがわからんのです。」と返した劇場版における有名なシーンである。
「実際にジオングの組み立てが間に合っていない」という『現場の人間の都合』と
「他に乗る機体が無い」という理由で組み立て途中のジオングを押し付けられた『偉い人本人の現状』を合わせて
「偉い人が現場の【大人の事情】を放置すると取り返しの付かないことになる」ということを教える教訓めいたセリフである。
TV版・機動戦士ガンダムでは「偉い人にはそれがわからんのですよ」という微妙に異なるセリフになる。
ピクシブでは主にスカート等の「何かが明らかに足りない」イラストに付加するタグで足なんて飾りですの代替として、またはセットで使用する。
ちなみに…
この台詞は富野由悠季監督の本音が混じっていると言い伝えられている。
たとえば、ザンボット3では、いわゆる「分かっていない人間」の見本として警察署長が序盤に出ていたが出てこなくなった。なのに最終回で神勝平を出迎える群衆にはちゃっかり登場している。
これは「現場が一番辛いときには何もしてくれないのに、終わったときにずうずうしく出て来て自分の手柄のような顔をしている人間」に対する皮肉がこもっているそうだ。
「いつの時代も現場の人間の事を、上層部は中々理解してくれないものです。」