ネウリアとは
ネウリア(Nevrean)とは、日本人ケモノ系絵師のMick39氏の創作「ビロウス」に登場する種族。「ネブリャン」という別名もある。
同氏の創作では「サーガル」という種族が海外ケモナーの間で高い人気と知名度があるが、ネウリアもそのサーガルと同じ世界内に登場する。
始祖鳥、ヴェロキラプトルなどの小型羽毛恐竜と鳥類の中間的な姿をした獣人もしくは鳥人(羽毛恐竜人)のような種族。
ぱっと見、鳥人のようだが、角、指、牙があるなど、よく見ると恐竜を思わせる特徴がある。特にメスのほうが恐竜度が高い。
最大の特徴として、メスとオスで大きな違いがある。単純にはメスのほうが強い。
地味な色で飛べないほうがメスで、カラフルで飛べるほうがオス。
端的に言えばメスは恐竜女、オスは小鳥ちゃん。
イラスト左:メス イラスト右:オス
他の特徴をざっと言えば、「メスが男性的」 「オスが女性的」
ただし、これはあくまでイメージの分かりやすさのための説明であるため、厳密には違う。
ネウリア族の性別の基本は地球人の性別の基本と全く異なるため、完全に同一というわけでもなく、完全に逆というわけでもない。
ただし、都会のネウリア達はよりメスが男性的に、オスが女性的になったりする傾向はある。
性別による違い
左:メス 右:オス
♀メス♀ | ♂オス♂ | |
---|---|---|
全体像 | 恐竜(主にラプトル類)寄り | 鳥類寄り |
体格 | がっしりとタフ | 小さく華奢 |
性格 | 気が強く、真面目で寡黙な働き者 | ロマンチストで天真爛漫、お喋り好き |
色合い | 地味で鈍い色、彩度抑えめ | カラフル、派手、ビビットで美しい |
背の高さ | 150cmほど | 140cmほど |
牙の大きさ | 大きくて目立つ。上顎の牙ははみ出るほど。 | 小さく、口を開けても目立たない |
角の大きさ | 太い、立派、大きくてよく目立つ | 小さい、薄い、低くて目立たない |
嘴 | 太くて立派、嘴というよりはラプトルのマズルに近い | 細くて、鳥類の嘴寄り |
尻尾の先 | オスのような特徴的な飾り羽ではない。ここに切れ目が入ることもある | 孔雀の尾羽に似た、綺麗で特徴的な大きな飾り羽 |
腕の翼 | 短い、または無い。よって空は飛べない | 長くて目立つ。滑空や飛行が可能。 |
脚と足の爪 | 太くてがっしり。デイノニクス等にある恐ろしい鉤爪があるため、恐竜のよう。 | 細長く、鳥類の脚(足)そのもの。 |
一人称 | オレ、アタイなど | ボク、アタシ、私など |
※指の数は最初本数が違ったが、現在は性別関係なく手足合わせて4本。
ネウリアを描く時には、以上の性別による違いが間違われやすい。
公式におけるネウリアのテンプレート画をよく見て、間違わないようにするのが大事。
このように大体のイメージではメスのほうは「男性的」であると連想させる要素が多く、
オスのほうは「女性的」であると連想させる要素が多い。
実際にネウリア族の文化では戦いは主にメスの役割で、生活のために働くのも主にメス。
しかし地球の人類の性別の基準と全く真逆というわけでもなく、かといって同じでもない。
結果的には「ネウリアはネウリア」であるとしか言えない。
勿論個体差もあるため、極に地味な見た目で勇ましい性格のオス、綺麗な見た目でロマンチストなメスもいたりする。
描写においてはオスのネウリアは基本的に中性的な美少年であるため、男の娘のような感じで描かれることがよくある。
実際に街で性風俗や商人をやっているオスネウリアには勿論思いっきり女口調でケバい化粧をしていたり、ブリッ子だったりなどで、正しく「男の娘」と呼べるようなオスが多い。
戦闘は勇敢で体が大きく強いメスが主に行い、身軽ですばしっこいため弓矢や短剣などの軽い武器や飛び道具で戦う。
このため弓矢などの武器は女性が持つためのものとされており、男の子はあまり武器を振り回したりしてはいけないとされている。
素手の場合、メスは鋭い鉤爪付きの足による強烈な蹴りが得意で、クリティカルに入りやすいためかなりの脅威。
更にメスネウリアの鋭い牙が並ぶ強靭な顎による噛みつき攻撃はサーガルの噛みつきよりも威力が高い。
メスのネウリアは、極端に筋肉質というわけではないが、爪や牙などの戦いのための部位がオスより発達している。
一方でオスは全くの非力であり、生身の身体で武器になるものは飛行能力くらい。
ただし嘴の噛み付き力は、メスまでとはいかないがそこそこ強力で、本気で噛まれると指を持っていかれる。
また弓矢はネウリア族全体の伝統武器であるためオスも弓矢なら使える。
共通の特徴
男女共に他の種族よりも小さいが、手先が器用で音楽が好き。
弓矢はネウリア達の伝統的な武器である。
肉食で、主食は肉類だが豆類や果実などは食べる。
ネウリア族の文化
サーガル族と比べるとネウリア族は住む地域による文化差が激しく、
ネウリア族出身地に棲むネイティブなネウリア達と、都会に進出して根付いたネウリアとではほぼ別の種族と言えるほど生活ぶりが異なる。
ネウリア族出身地「ネブリャン」に住むネイティブなネウリア達はそのまま「ネブリャン」と呼ばれている。
ネブリャン達の地では性差や役割がはっきり決められている。
・戦いや仕事は原則、女性が行うものである
・女性は、か弱い男の子を守り、大切にするべき
・男の子は、美しく自由であるべき
・男の子を傷つけてはならない
という文化が基本。
都会に憧れて故郷の地を離れ、都心に根付いたネウリア達からはそのような文化が失われ変化している。
都会のネウリア達は女性が自由で綺麗であってもいい、男の子が守られる側でなくてもいいと考えているため、
羽根を派手な色に染め、自由な生活を送るメスネウリアや、積極的に銃などの武器を持とうとするオスネウリアなどがいる。
また惑星タルの都会は元々サーガル族やアグドナ人のための場所だったため、ネウリア族には適した仕事が少ないことから、ネウリアが都会で生活することはハードルが高い。
オスはその美しさや可愛さを活かして男娼や商人などの容姿を武器にする仕事をやって生きていけるが、
メスは見た目が綺麗じゃないため、よほど能力が高くないと良い仕事につけず、軽犯罪や盗賊などに手を染めやすい。
砂漠に出現する盗賊団なども大半はそのような境遇で盗賊と化したメスネウリアの集団だったりする。
海外ファンの間ではその設定のみが先行し「ネウリアのメス=陰湿で卑怯で口汚い悪女」というイメージが根付いていた時期があった。
その他の詳しい設定や画像などは以下のページ参考
ファンアート(二次創作)において
同じMik39氏個人によるキャラクターでは主に海外のケモナーから高い人気と知名度があるサーガルが代表的だが、
ネウリアもサーガル同様に既存の版権作品のキャラクターと同じ感覚で二次創作を行うファンが存在する。
pixivなど国内でのファンアートはまだ少ないが、
FurAffinityなどの海外SNS上においては全体的にオスのほうが人気な傾向にある。
二次創作において作られるネウリアのキャラは何故かオスメス問わずマゾヒストだという設定のものが多いが、
これは初めて発表されたネウリアのキャラである「矢桐ゆん」が極度のマゾキャラであったことが影響している。
一部層からはサーガルを「しいがる」と呼ぶノリと同じノリで「ねゔりゃん」と呼ばれることも…
二次創作に関する規約は以下のページを参照。
関連イラスト
左:メスネウリアがメインのもの 右:オスネウリアがメインのもの
関連タグ
Mick39 惑星ビロウス サーガル(sergal) タリクシア(Talyxia)
※記事内の外部リンク参考イメージのイラストについては特に記述していないものは全てMick39氏による。