「あたちたちはトリビー──預言を運ぶ『使者』だよ~」
────使者は万の道を渡り歩き、神託と共に生きる。
────三相の使者は門と道を渡り歩き、百界からの知らせを運んでくるだろう
プロフィール
概要
「運命の三つ子」トリスビアス(Tribios)とも呼ばれ、「あたちたち」という奇異な一人称を使う、トリビー、トリアン、トリノンという3人の幼女として登場する。
一番幼いように見えるが、実は最古の黄金裔という経験豊富な年長者。
トリスビアスとは彼女本来の名前であり、かつてはヤヌサポリスの大司祭として称えられる人物だったが、何らかの代償を支払った結果、子供かつ群体という存在になってしまったらしい。
出自上、天父ケファレから発する神託を解読する重要な役割も担い、その神託をもとに黄金の血を宿す人の子らを見つけ、黄金裔候補として導いている。
アグライアを筆頭にそうして集まった勇士達の師匠も務め、彼女なら「ライアちゃん」、ファイノンなら「ファイちゃん」と呼ぶなど、母親の様に可愛がっている。
門と道のタイタン・ヤーヌスの神権を受け継いだ事により、どこでもドアの如く行きたい場所場所へ通じる「百界門」を開く能力を持ち、遠征面においても重要な役割を担う。しかしこれを用いるにはかなりの力を消耗する模様。
能力と戦術
詳細は不明だが、X公式で「敵全体にロケットを発射」するモーションが公開され、初のアタッカー型調和キャラになる可能性が高い。
余談
- 公式立ち絵の右上には、オンパロス語で「これからはもうさようならはなし(From now on, no more goodbyes.)」と書かれている。
- 接頭辞 「トリ(tri-)」はラテン語とギリシャ語に由来し、3つを意味する。またトリプル(triple)の語源でもある。
- ギリシャ神話に登場するヘカテーとトリウィアがモデルかもしれない。ヘカテーは3つの顔(三相の使者)を持ち、百界(冥府)を司る女神でもある。また「三差路」を意味するラテン語のトリウィウム(trivium)に由来し、彼女は「十字路の神々Lares compitales」の母親でもある。トリウィアはヘカテーやディアナと同一視される事もあり、形容語としても用いられる。
- トリスビアスは、古代ギリシャ語のτρῐ́βος tríbosからの引用である。比喩的には「使い古された道/運命」を意味する。