概要
1999年2月3日に発売されたGLAYの16thシングル。吉川ひなの出演のJR東日本「SKI SKI」のCMソング。
発売決定時1999年元旦の紙面をでかでかと飾り、前年末に発売されミリオンヒットした「BE WITH YOU」から短いスパンで発売された。
曲の元ネタはセリーヌ・ディオンの「MY HEART WILL GO ON」。とはいえイントロ以外はほとんど原曲を留めていない。
同年発売のオリジナルアルバム『HEAVY GAUGE』にも収録されているが、シングルとはヴォーカルと一か所のみ歌詞が異なるテイクが収録されている。
GLAY最大のヒット曲は一般的に知名度の高い「HOWEVER」や「誘惑」でもなくこの曲だったりする。
(「HOWEVER」は134万枚。「誘惑」は162万枚。)
冬の歌として有名で、音楽番組などの冬の歌ランキングでは必ず上位にランクする。(2011年、2012年放送のCDTV「あなたが選ぶ冬の歌ランキング」では2年連続1位となった。
GLAYの曲の例にもれずカラオケの難易度が非常に高い事でも知られる。
幸い終始キーが高いので元々高い声質の人にはそこまで辛くはない…かも?
ちなみにこの年のGLAYは非常に多忙で、2月から3月にかけて初のドームツアーで全国4ヶ所全15公演で75万人を動員、7月31日には伝説の幕張メッセ駐車場で20万人ライブ、またアーティストとしては初めてとなる飛行機の機体にメンバーが描かれたGLAYジャンボが就航するなど話題にも事欠かなかった年であった。
一方で、GLAYがこの曲でレコード大賞を受賞するかどうかでメンバー内の意見の対立があり、(単純化すれば)それが原因でGLAYはレコード大賞を受賞した上で解散する、という流れが決まっていたことを、後年TAKUROが著書『胸懐』にて明かしている。
この解散の危機は、新年の飲み会で「どうやって解散しようか」という話をしていたときに「どうして解散しなきゃいけないんだっけ」とあるメンバー(誰かは明かされていない)が言ったことで、呆気ないくらい簡単に雲散霧消した。
記録
1999年の年間シングルランキング2位を記録。164万枚の売り上げ。
当時のオリコン集計では発売一週目だけで約95万枚を売り上げ、B'zの「LOVE PHANTOM」を抜き歴代2位を記録(当時の1位はMr.Childrenの名もなき詩)。
しかしわずか一ヶ月でだんご3兄弟に記録を抜かれ、そのさらに半年後に宇多田ヒカルの「Addicted to you」がそれを上回るなど当時の邦楽バブルがいかに狂っていたかがよく分かる。
まあ、今となっては某アイドルのせいで無意味同然の記録となってしまったが…
ビジュアル系アーティストのシングルでは歴代1位の売り上げとなっている(2位は河村隆一の「Glass」の101万枚)。
Winter,againごっこ
当曲の一番最初に作られたPVは北海道・旭川の大雪が降る中で撮影されている。
このPVの影響で日本列島に大雪が降ると台風直撃時のTMRごっこよろしく外に出てTERUの真似をするWinter,againごっこをやる人が出てくるのがほぼ風習と化してしまっている。
余談であるが、2014年に放送されたラブライブ!2期9話では二年生組がラブライブ最終予選会場に向かう際にWinter,againごっこ状態になっていた。
PVの大部分を妙に口の中が赤いTERUの顔のアップが占めているため、メンバー間で喧嘩になり異例の二つ目のPVが作られたのは有名。一つ目のPVはYoutube公式にアップされているが、二つ目の方はなぜかアップされていない。二つ目のPVはこちら