概要
山上たつひこの漫画『がきデカ』は、秋田書店「週刊少年チャンピオン」にて1974年44号から1980年52号まで連載された。変態警察官こまわり君が「死刑!」とか「八丈島のキョン!」とか「アフリカゾウが好き!」とか「アナコンダが逃げ込んだ」とかギャグをかます下ネタ漫画である。下ネタなので、股間からツチノコだのペポカボチャだの大根だのといったものが、おびただしく登場するのも特徴である。実は作文に「赤い赤いおなごの下着 下着の中は想像想像」と書く主人公よりも、脇のかっこいいキャラクター西城君の方がスケベだったりする。
影響を受けた人の特徴として、前の漫画家は作品について「まぁ 手塚治虫さんの影響はあるかな」とくらいしか言わないのに対し、これの影響を受け、「コミュニティ(主に学校)の中に小さいバカが居て、これが暴走する」というフォーマットをやる漫画家は「いやぁあの山上さんのと言うか『がきデカ』には影響受けましたね」と堂々と言う、ていうかリスペクトしすぎて「山「止」たつひこ」というペンネームにしてお巡りさん漫画を描いて山上先生に怒られた人もいる、という点がある。さらに、星野之宣(『さよなら、レックス先生』)新田たつお(『ガクエン遊び人』)など、わけのわからない人にも影響を与え、この手の漫画を描かせている。わけがわからないのはシロクマと従妹だからで、クロクマとはとこだったらもっとイってたかも。
テレビアニメは、1989年10月16日~1990年3月26日にフジテレビ系で放映された。ほぼ同時にOVAも作られたが、こちらは制作会社が異なり声優も違っている。時期や体制の異なる再アニメ化は珍しくないが、同時に異なる会社でアニメ化されたケースは当時大変珍しかった。
2000年代にてパチンコ化もされた。
ストーリー
日本初の少年警察官と自称するこまわり君と、彼が通う逆向小学校の同級生たちのドタバタギャグコメディ。
1970年代から週刊少年チャンピオンにて連載スタート。ギャグ漫画の大先輩ともいえる作品である。
登場人物
主題歌
「こまわり・MAM-BO」
作詞:紅玉 作編曲:りゅうてつし 歌:三ツ矢雄二
続編
タイトルは『中春こまわり君』は、小学館「ビッグコミック」にて2004年から不定期ながらもシリーズ連載開始。
第1話&2話は江口寿史、泉晴紀、元アシスタントの田村信による著である。
こまわり君達が38歳となり、こまわり君は妻子持ち。
こまわり君が普通の奥さんとはどういった経緯でしりあったかは今だ不明、息子もこれまた普通。
(そのかわり義理の父親がかなりの曲者であった)
西城ヨシオも木ノ内モモ子と結婚し子供がいるという設定となっている。
一方、木ノ内ジュンの旦那さんはトラブルメーカーでかなり厄介事を持ちかけるという。
現在、単行本2冊が確認される。今現在(2014)連載は休止。