概要
カラリパヤット(英訳:Kalaripayattu)はインド南部のケララ地方発祥の古くから伝わる武術であり、名称のサンスクリット語のカルーリカが訛った“カラリ”、ドラヴィダ語の“パヤット”はともに『武術』を意味する言葉である。
中国拳法の一つ少林拳は、カラリパヤットが源流とされており、開祖である達磨大師使い手であったとされている。
伝説によれば、達磨大師はインドの武術(カラリパヤットであったかは不明たが)を中国に伝道し、その際に禅の修行に僧達が耐えられるよう心身を鍛える術が記された経典である、『洗髄経』と『易筋経』を与えたとされている。
そのため、タイ王国の古式ムエタイや、日本の空手など、アジア武術の元祖とも呼ばれている。