概要
エゥーゴの「Ζ計画」により開発されたΖガンダムの量産試作型モビルスーツ。
厳密には可変機構を持つ完成形のΖガンダムではなく、非変形型のプロトΖガンダムが考案された当時の攻撃型モビルスーツとしての仕様をそのままに量産機へと反映させたプランである。
一部資料によれば、試作機がロールアウトしたものの、(可変機構こそ持たないが)予想以上にコストが高騰した為、量産型百式改との競合に敗れ数機の生産ののち採用は見送られたとされている。
その内の一機はガンダムデルタカイとの機体性能比較機としてマリアナ基地のボイド・クリフにて保管され、その後遊撃部隊フレスベルグの所属機として運用された。
また、本機のΖガンダムのMS形態の性能に着目した量産化というコンセプトはリ・ガズィに受け継がれ、可変モビルスーツとしてのΖガンダムの量産化については同時期に開発されたZプラスがあるが、より量産に適した機体としてはZⅡの可変機構を採用したリゼルの登場を待つ事になる。
武装は専用のメガ・ビーム・ライフル及びビーム・サーベル。この武装選択はジェガン等との装備の共通化が進む宇宙世紀90年代時に運用された際にもそのままである。