近畿日本鉄道3200系
メイン画像の車両。
京都市営地下鉄烏丸線乗り入れ用として登場。この形式はVVVF制御やアルミ車体を本格的に採用、さらに窓配置を対称とするなどその後デビューした形式にも受け継がれている仕様が数多く盛り込まれている。従来の車両は分割併合のため貫通扉は中央にあったが、この車両は近鉄車両では珍しく分割併合を考慮していない車両である。そのため貫通扉を片側に寄せているほか、近鉄では初めて電気指令式ブレーキが採用された。
主に近鉄京都線運用のほか、間合い運用で近鉄奈良線に顔を出すことも。当初は4両固定編成だったがすぐに6両固定編成化され、3220系と共通運用。後年の更新工事で座席モケットが更新された他、バリアフリー設備が設けられている。
山陽電気鉄道3200系
普通列車用の3000系グループのひとつで、車体は3000系、モーターは2000系のものを使用。編成は電動車2両1ユニット組み込みの条件で下で3両固定編成のみにしか組まない。当初より3200系として新造されたグループと、当初3000系として竣工し、その後モーター換装で3200系に編入されたグループの2種類がある。
山陽電車は、新車6000系を製造して3000系、3200系のうちの車齢が古いグループを置き換える予定にしている。