生い立ち
映画『selector destructed WIXOSS』では、以下の生い立ちが語られている。
幼少期に母を亡くし、叔父の戸賀崎家へ引き取られた。戸賀崎家は小さな町工場を営む貧しい家庭で、叔父の一人娘である幸からは慕われていたが叔母には非常に疎まれていた。ある日、幸を連れ出して街へ出かけ「つらくなっちゃえ」の一言を発して赤信号の横断歩道へ飛び出し、幸を置いてきぼりにしてしまう。迷子になった幸は自力で帰宅したが、この一件が原因で留未は戸賀崎家から施設へ預けられることになった。
その後についてはテレビシリーズ第2期『selector spread WIXOSS』および、同シリーズのブルーレイ/DVD第2巻BOX特典ブックレットに掲載されている鴨志田一のノベル「selector lincages -少女U-」で言及されている(ほこの時点では本名は明かされていなかった)。小学校の時に花壇を荒らしたことをホームルームで咎められた際、告発した相手を論破して泣かせたのを皮切りに札付きの問題児として担任をノイローゼで休職に追い込み転校を繰り返す。中学に進学して以降も陰湿ないじめを繰り返していたが、周囲の警戒で自重を強いられるようになり悶々としていたところで同級生に薦められたTCG『WIXOSS』にまつわる都市伝説を知り、セレクターとなる。
セレクター同士の対戦では生来の攻撃的な性格を存分に開放し、圧倒的なプレイングで夢限少女に近付くが自分にWIXOSSを薦めて友にセレクターとなった同級生の願いが「留未と一生友達でいたい」と言うものだったためわざと敗北し、同級生と入れ替わったルリグにその気が無い留未と友達付き合いを続けさせたりもしている。そして、留未自身も「ルリグになって永遠に戦い続けたい」と言う願いを賭けて夢限少女となった。
その後
映画のネタバレ注意! 自己責任でスクロールをお願いします。
ルリグになった留未は「ウリス」と名乗り、浦添伊緒奈の元へ派遣されるがこの時点で伊緒奈の人格は原初のルリグ「クロ」と入れ替わっており「白窓の部屋」の主・繭の差し金によりかつてのクロとよく似た姿を与えられた。
伊緒奈(クロ)の「自分より強いセレクターのルリグになりたい」と言う願いは小湊るう子に敗れたことで成就し、伊緒奈の体を手に入れる(この間にテレビシリーズで描写された出来事はウリ奈を参照)。自分と入れ替わったクロの願いを叶えるためのコマとして手なずけていた蒼井晶にボールペンで脇腹を刺されて負傷して入院した際、幸が自殺未遂で意識不明のまま眠り続けていることを知るがその直後に対戦を申し込まれたセレクターのルリグ・ハナレが元の戸賀崎幸であることは知る由もなかった。