この車種はSUZUKIが発売していた軽自動車であり、アルトの名前こそ冠して居ないが、スズキフロンテ/アルト(細かいことをいえばセルボ、この車は女性をターゲットとした2ドアクーペの4人乗り車両)の屋根の後半部をぶった切って荷台を設けた車種であり、ピックアップに分類される。
似たような関係の車として日産サニーとサニートラックが有るがこちらは普通車であり、軽自動車としてはこの形態(明確なボンネットおよび荷台つきのスポーティーな[[車両])を持つのはマイティボーイのみである。
通称「マー坊」。
特徴
当然の事ながら商用車として企画されたものであるならば通常の軽トラに比べて積載量で劣り、軽乗用車然としたレイアウトの結果として販売価格も高くなると思われる。
ところがこれは当初から若者向けの安価なピックアップとして企画されたため、軽自動車の中でも比較的安価だったとされる。
当初は期待に反しあまり売れなかった(オフロードを走れそうでも4WD仕様がなかったこと、使い勝手が微妙なことなどがあげられる)が、それでもファニーな外観に虜にされた若者の購入によってそれなりの販売を記録し、その後改造などを行う需要が存在するため中古市場では人気がある。
またこの車は軽自動車の常であるが、さらに後半部がないこともあり車重が軽く(初代バモスと同じ程度でミゼットIIよりも軽い)、また最初から2座席のためシートを変えても変更届が要らないなどレース用としても需要が有り、また同社他車種の部品の流用がやりやすいため、中には「アルトワークス」のターボエンジンをスワップする者も存在したとされる。
この車両は昭和58年から発売され、昭和63年にベースであるセルボがモデルチェンジ(このモデルチェンジは大幅なものであり、クーペからハッチバックに変更されてしまった!)したため製造が中止された。個人的にはジムニーなりアルトワークスをベースにしてモデルチェンジして製造してほしかったのだが。
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