概要
ネタバレ注意
第46話で『ハピネスチャージプリキュア!』の全ての元凶であるレッドが出現させた謎の赤い天体--の正式名称。第48話にて名称が明かされた。
外観は以下の画像左上部のように真っ赤な天体である。断じて梅干しではない。
また、赤い天体ではあるが、火星でもない。
この星はかつてレッドが守っていた星で、そこには地球のように生命や文明も存在していた。レッドはこの星を愛し、そこに生きる生命を育もうとしていたが、彼の想いも空しく全ての生命が滅んでしまった。
大地は砂ばかりの荒野と成り果てており、砂から顔をのぞかせている廃墟や遺跡(地球でいう古代ギリシャ風の建築物)の数々は、かつてこの星にも文明が栄えていたことを寂しげに物語っている。
自分の星が滅びた一方で、同じ神であるブルーが守っている地球は青く美しい星であり続けていた。それを妬んだレッドは「全て」を憎むと同時に地球を自分もろとも滅ぼしてしまおうと決意。ブルーへの報われない恋心から深く傷ついた巫女を唆して自分の傀儡とすることで幻影帝国を誕生させた。
ちなみに、地球とは兄弟星であり、レッドとブルーも兄弟にあたる(レッドが兄)。
余談
作中では惑星レッドの生命が滅んだ原因について特に語られなかったため、一部では星の寿命そのものが尽きたのではないかと想像されていたが、『ハピネスチャージプリキュア オフィシャルコンプリートブック』によると隕石の衝突によって滅んだという裏設定があるとのこと。
これまでのプリキュアシリーズには、ブラックホールやピエーロといった天体サイズのラスボスがいた。
惑星レッドは彼らと違って自意識を持たない普通の天体であるが、レッドの憎しみの根本が「惑星レッドの滅亡」であることから、「惑星レッドの生命が亡霊と化して母星に憑りつき、レッドを動かしていた」とも受け取れる。
前作『ドキドキ!プリキュア』で最後に描かれた事件も、「地球に落ちてくる人工衛星、すなわち人工的な天体への対応」だった。ただし人工衛星の方は、『ドキプリ』メイン敵のジコチューと無関係である。
関連項目
ブラックスター・・・『ウルトラマンレオ』のラスボスの本拠地。ネーミングも「惑星ブラック」と直訳できる。
アクシズ・・・かつては住民でにぎわっていた小惑星だが、無人になってから赤い人によって地球へ落とされそうになる。
同族関連?
グランスフィア ディグローブ・・・他作品における天体サイズの敵。
プラネットマン・・・彼の本体であり、頭部を形成する「惑星バルカン」が惑星レッド同様に「地球と対を成す赤い星」そのものである。