その名の通り、額から鼻にかけて(鼻心に)白い線があるのが特徴である。東南アジアから中国を中心に分布しており、日本では四国と本州の東半分に生息している(因みにハクビシンは日本に生息する唯一のジャコウネコ科の動物である)。雑食性だが果実を好み、果樹園では害獣呼ばわりされる。
中国では「果子狸」(クオツリー)と呼び、食用にする。(中華料理バトル漫画『鉄鍋のジャン』に食材で出てきたよね)
明治時代に、台湾の辺から、「ペットだか食用」で輸入されたものが逃げ出した、外来種説があるのだが、1980年代、多分1990年代までは、「タヌキと生態的地位(ニッチ)が被る」割に、巣(廃屋など)で両者がそろってもふもふしていた、ことなどから「在来種説」がある。
縄張りという概念がない。お父さんとお母さん、長子という単位で生活し、移動などをする。長子は弟妹の世話をする。フットワークが軽いので、民家の屋根裏で居候し、子作りとかする。
江戸時代に描かれた妖怪「雷獣」はハクビシンが正体ではないか、とも言われている。