リコリス棲姫
りこりすせいき
『フ……トンデキタリ…ウッテキタリ…。イソガシイモンダナ……。』
概要
2016年春季イベント『開設!基地航空隊』の拡張海域(E-5)にて初登場した陸上型深海棲艦。
鬼及び姫に属する深海棲艦としては初となるカタカナの名を持つ個体である。
『コウクウキチッテノハネ……コウイウモンダヨッ!』
デザイン
腰にまで達するほどの白髪のロングヘアーの姫カット。頭頂部には湾曲した2本の角が生えている。
フリルの付いた白と黒の衣服を身に着け、胸元には赤い花のアクセサリーが付く。
角を生やし大きな口と太い腕を備えた艤装の上に跨り、特徴的なデザインの飛行場滑走路を携えているが、これは現実のガダルカナル島・ヘンダーソン飛行場の滑走路及び待機壕を模した物である。
性能
難易度「甲」の個体でHP680というE-5到達時点で過去最高数値(※1)を誇る。
だが、「E-5が任意攻略MAP(攻略せずともクリア可能)」なことと、直後のE-6に待ち受ける規格外のお蔭でやや影が薄いと言われる。
他にもHPの多さに反比例して、装甲値も“140”とこれまでの新規ボスと比べるとやや低めの値で、引き連れる艦隊も姫級や改flagship級の護衛がいないため、上手くいくと基地航空隊や支援艦隊で大部分を撃沈可能と、意外に防御面が脆い一面もある。
他の陸上基地型深海棲艦と同様、魚雷による攻撃は不可能であり、三式弾やWG42(Wurfgerat 42)による対地攻撃が有効。
※1.これ以前では中間棲姫及び集積地棲姫のHP600が最高タイの数値。
E-5が難関である理由
しかしながら、彼女はこちらの艦隊や航空基地に対して空襲を仕掛け、烈風やネームド機による迎撃を物ともせずに損害を与えていく為、初登場となる『開設!基地航空隊』E-5で彼女に煮え湯を飲まされた提督も少なくない。
またもっとも到達率の高いルートに駆逐艦4隻(空母なし&「戦艦系+重巡+雷巡=1以下」)が必要で、さらにリコリス棲姫には上陸艇を利用した地上攻撃には特効が働かないことも判明しており、必然的にWG42を多数積み込むか、三式弾が使える重巡・航巡による一撃必中に賭けざるを得なくなる。
戦艦1隻を加えても良いが、そうなると資源マスGを通る直行ルートからそれて脇道に入り、戦闘回数が増えてしまい、燃弾消費が8割(戦闘3回+対潜マス1(弾薬消費のみ)+空襲マス(燃料消費のみ))に達して戦力低下のペナルティが発生してしまうため、非常手段以外にはあまり推奨できない。
さらに道中の空襲マスIでの強烈な空襲(リコリス棲姫+飛行場姫)に対し、何かしら対策を打っておかないと大破撤退率が跳ね上がり、道中の水上戦闘でも重巡リ級flagship・軽巡flagship・後期型駆逐艦が必ず出現し、防御の脆い自軍艦隊を狙い撃ちし、小破以下で生き残ると雷撃戦でこちらを大破に追い込んでくる。対する提督側は、火力の出ない駆逐艦で凌ぐしかないため、支援艦隊を派遣し、初撃でどれだけ敵を損耗できるかがネックになってくる。
下手すると最初のAマスで潜水カ級flagshipからの開幕雷撃で、進軍できずに直帰させられてしまうことも。
一番辛いのは、これらの要素が全て提督の資材を直撃するという点。
敵航空機力の爆撃で削られ、大破撤退で支援艦隊の補給に削られ、試行回数で高速修復剤(バケツ)も一緒に削られ、基地航空隊の管理でボーキも一緒に削られ……。
空爆による損耗や、出撃による消費自体はまだ軽い方だが、支援艦隊に関してはガチ編成を要求されて消費が重くなり、大破撤退率も高いのでバケツの損耗も多くなる。
日頃の備蓄や艦隊の練度に自身が無いのなら、ここはぐっとこらえて乙以下での攻略に徹してしまうのが安全である。
『カタハライタイノサ…ソンナコウゲキハッ!』