CV：こおろぎさとみ
概要
第1宇宙から第12宇宙まで存在する全ての宇宙を統べる神の王。
彼より上位の神は存在せず、長らく続いた神格のインフレに終止符が打たれた。
幼い子供のような舌足らずな喋り方に加え、外見もそれに準ずるように非常に小柄。
破壊神を決めている人物であり、破壊神を入れ替える権限を持っている。さらに機嫌を損ねると宇宙を消滅させる事もある為、ビルスやシャンパすら、全王には畏怖と敬意を抱いており、彼の前では普段の我儘で高圧的な態度は鳴りを潜め、身を震わせて大量の冷や汗を流しながら平伏している。
悟空からは「悪い奴じゃなさそうだからそんな事（宇宙消滅）しねーだろ」と言われていたが、実は宇宙は元々18存在しており、すでに6つの宇宙が全王によって消されている事が明らかになった。
その判断基準も全王の機嫌次第と言われており、見方によっては破壊神など比較にならないほど凶悪。
実力
全王の強さを問われたウイスは「強さだけでは判断できない」と答えており単純な戦闘力は高くない可能性がある。
しかし、ビルスは「全王様は戦わないが最強」と評している。
あらゆるものを一瞬で消滅させる能力を持つ。
惑星や銀河はおろか、宇宙、世界さえ消す事ができる。
これはただの逸話ではなく、実際に6つの宇宙が既に滅ぼされている。
本編での行動
ビルスとシャンパが開催した第6・第7宇宙両陣営による対抗試合を密かに見守っていたらしく、二人の破壊神が試合結果を無視して再び喧嘩を始めようとした矢先に姿を現し（結果的に）その場を収めた。二人が許可無く勝手に今回の対抗試合を開いたことや、それぞれの付き人のウイス・ヴァドスの告げ口から破壊神としての仕事をサボりがちであることを諌め、冗談とはいえ破壊神の除名案を口にするなどその権威が分かる。
改めて両陣営の健闘を讃え、今度は12個ある全宇宙の戦士を集めた試合を提案。
その話に興味を持った悟空は、その権威を全く理解していない様子で恐れ多くも自ら全王に話しかけ、更には握手を求めて近づく。
本来、全宇宙の王に人間が話しかけるなど無礼極まりない行為であり、当然ながら全王の護衛たちに接近を阻まれ、ビルスたちにもその無礼を咎められるが、先のヒットとの試合に感心した全王は悟空の物怖じしない態度に「面白いのね、君」と答え、握手にもやや熟考した後快く応対し、試合開催の約束を交わした。
