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ドーベン・ウルフの編集履歴

2016-06-17 02:02:37 バージョン

ドーベン・ウルフ

どーべんうるふ

ドーベン・ウルフとは、TVアニメ「機動戦士ガンダムΖΖ」に登場するモビルスーツである。

スペック

型式番号AMX-014
頭頂高22.0m
全備重量74.5t
出力5250kW
スラスター総推力87300kg(背部中央21700kg×1、背部バインダー部32800kg×2)

機体説明

ネオ・ジオン軍の量産型重攻撃型モビルスーツ

地球連邦軍オーガスタ研究所所属のローレン・ナカモト博士が亡命した際に持ち込んだ試作MS、『ガンダムMk-Ⅴ』をベースに開発された機体である。


機能的には第4世代MSに分類され、ガンダムMk-Ⅴと同じくティターンズから鹵獲したサイコガンダムMk-Ⅱを参考に各種武装を配置し、連邦側の技術を流用することによってハンマ・ハンマの時点で未完成だった準サイコミュ兵器の搭載に成功。これによって原型機以上に攻撃性能に特化した機体として完成しており、その総合火力は量産を前提とした機体ながらもΖΖガンダムに匹敵する程であった。


同時期に開発されたザクⅢとの競合に於いて単機での性能を引き上げ人的資源の乏しさを補うというネオ・ジオンの基本戦略と合致した事からザクⅢを下し制式採用されたが、実戦投入はグレミー・トト率いる反乱軍によって行われ、ラカン・ダカラン大尉率いる「スペースウルフチーム」に配備された機体6機がハマーン・カーン配下のマシュマー・セロらと激闘を繰り広げた。

第一次ネオ・ジオン抗争後、アクシズ内に残されていた残存機は連邦軍に回収されシルヴァ・バレトに改装され各種データ取得用のテストベッドとして活用された他、ネオ・ジオン残党である「袖付き」に於いても数機程度だが運用されている。


ジオンの後継たるネオ・ジオンの開発した量産機ではあるが、前述の通り連邦のガンダムタイプの機体をベースとし、ザクの後継機を掲げる機体を下して主力機として制式採用されるなど、同組織の中において特異な立ち位置にある機体であると言える。


武装

ビームライフル(兼メガランチャー)

バズーカのように肩に担ぐ大型のライフル。出力12.5MW

バウドライセンガンダムMk-Ⅱといった同時代における平均的な火力のMSのライフル出力が2.8~3.6MWであることを考慮すると、主力火器ながらけた外れの威力を誇る。

メガランチャーモードへの変形機構を有しており、腹部のメガ粒子砲に接続する事でジェネレータから直接エネルギーを供給する。この際、ライフル砲身は加速器となる。メガランチャー形態では射角が限定され速射性も落ちるが、その際の出力は40.2MWにも達し、単発のビームの威力としてはΖΖガンダムのハイメガキャノン(50MW)に次ぐものとなる。


ビームキャノン

背部のバインダーに内蔵された副砲。出力4.2MW

サブの武装ながら一般的なMSのビームライフルと同等の威力を持ち、可動性の高いバインダーにより射角も広い。


胸部メガ粒子砲

胸部に連装された副砲。出力5.3MW

メガランチャー使用時にエネルギー供給バイパスとしても用いられるジェネレーター直結式のビーム砲。

射角が狭く、またコクピット近くに配置されている事もあって危険性が高い。

エネルギー供給の効率化においてもボトルネックとなっていたため、シルヴァ・バレトにおいてはオミットされている。


マイクロミサイルランチャー/対艦ミサイル

背部バインダーに対MS用のマイクロミサイルランチャーを搭載。左右で12×2の最大24基。

また、オプションで対艦用の大型ミサイルを外付けで装備することができる。


インコム

ベース機となったガンダムMk-Ⅴから受け継がれた武装。

バックパックに内蔵された有線式の遠隔操作可能なビーム砲。

後述のビームハンドと合わせて、オールドタイプであっても限定的ながらオールレンジ攻撃が可能。

出力は不明だが、ガンダムMk-Ⅴに搭載されていたもののビーム出力が4.5MW級で標準的なビームライフルと同等であり、それの改良型だとすれば牽制用としては十分な威力だと言える。


有線(無線)式ビームハンド/隠し腕

ドーベン・ウルフの前腕部はジオングのように射出し遠隔操作することができる。

掌部にはビームガン(出力2.3MW)が内蔵されており、これを用いた牽制射撃が可能なほか、敵を捉えて電流を流す事も可能。また、ビーム・サーベルを持ったまま射出する事も可能となっており、変則的なリーチでの斬撃も行う事ができるなど運用の幅は広い。

操作方式は有線式とレーザー通信による無線式があり、指揮官機に後者が採用される。

無線式の場合、射出したあとの腕にも隠し腕が仕込まれており、マニュピレータ喪失によるデメリットを軽減する事が可能。


ビームサーベル

大腿部に左右合わせて二基搭載された近接戦闘用装備。

マウントしたまま後方攻撃用のビーム砲としても運用可能。

重火力を誇る本機だが、高い機動性ゆえに格闘戦も十分可能で、前述の有線式ハンドや隠し腕、迎撃など利用価値は高い。


その他内蔵武装

頭部30mmバルカン×2、胸部グレネードランチャー/スモークディスチャージャー

などを有する。


バリエーション

ガンダムMk-V

原型機。詳しくはガンダムMk-Ⅴの項目を参照。


シルヴァ・バレト

改修機。詳しくはシルヴァ・バレトの項目を参照


ドーベン・ウルフ(袖付き仕様)

第二次ネオ・ジオン抗争後、ネオ・ジオン残党「袖付き」に流れたドーベン・ウルフ。主に資源衛星「パラオ」の防衛の為に運用された。

基本性能は機体色はグレーを基調とした物に改められ、「袖付き」の所属を示すエングレービングが腕部や胸部に施されている。

主なパイロットはザミュ・サミュ少尉。ただしザミュ大尉は複雑な操作系を嫌い、シンプルな構成を持つドライセンを愛用した為、実戦でこれに乗る事はなかった。


ドーベン・ウルフ(ワークラッハ・バナム専用機)

ザミュ大尉がドライセンに乗り換えた事からモスポール保存されていたドーベン・ウルフをブランダムール隊所属のワークラッハ少尉の乗機として再登録したもの。

担当機付き長であったヘンプティ・ラス曹長の趣味により、赤と青を基調とした派手なカラーリングに変更され、ハンマ・ハンマのシールドとクィン・マンサのビーム・サーベルを装備されている。

特に高出力のクィン・マンサ用ビーム・サーベルを増設した事により、接近戦では出力分配に気を配る必要がある為、パイロットは「行儀の良い」人間が適任とされている。


その他

ドーベン・ウルフの初期設定名は「G-V」となっており、頭部デザインはクィン・マンサの物と取り換えられたこともあり、ガンダム・タイプの機体としてデザインされていたことがうかがえる。

この初期稿をブラッシュアップしたものが「ガンダムMk-V」である。


関連イラスト

ドーベンウルフドーベンウルフ


関連項目

機動戦士ガンダムZZ

サイコガンダム サイコガンダムMk-Ⅱ ガンダムMk-V

ドーベンウルフ

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