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梅干の編集履歴

2016-07-05 19:00:01 バージョン

梅干

うめぼし

ウメの果実を干して塩漬けにした食品。酸っぱくて塩辛い。

梅干とは日本人の心のふるさとである。


概要

ウメ(、学名Prunus mume)の果実を摘み取り、よく洗ったあと陰干しにして軽く乾かし、表面の水分を取る。水分が取れたら塩漬けにする。梅の水分が上がってきたら、2-3日日干しし、干したシソの葉と共に重しをして元の漬け込み液(梅酢)に再び漬ける。シソの赤い色が梅についたら完成。シソを使っていない、ほんのりピンク色の梅干しもある。日干ししていないものは梅漬けとも言う。


梅の果肉の酸っぱさとの塩辛さが混ざり合い、白いご飯が何膳でも進む味に仕上がる。

昔から「健康の基」と言われ親しまれてきた。栄養素としてはクエン酸などが含まれるが、梅干そのものの効能よりも、食欲増進剤としての効果の方が大きい。


また、昔ながらの製造法で作られた「白干し梅(しらぼしうめ)」は優に数百年を超えるレベルで保存が効く食材で、天正4年(1576年)に漬けられたものが良質な状態で現存している。

滅多に腐ることが無いため、梅干が腐る時は何かしらの異変が起こる前触れとされる。ただ、最近ありがちな、糖分や化学調味料入りの調味液に漬けて作った「調味梅干」は、冷蔵していないと腐ることもある。

伝統的製法による梅干は塩分が多いが、ご飯の腐敗を防ぐ防腐効果があり、薬効にも優れているので、おにぎり弁当には伝統的な製法の梅干を使うことをおすすめする。


全国各地で生産されるが、和歌山県が有名な産地であり、特に「南高梅」は最高級品とされる。


世界的にも「舌の感覚がなくなるほど酸っぱくて塩辛い食物」として賛否があり、ジャパニーズフードとしての知名度も納豆と並ぶ。

梅の原産は中国であり、梅干の源流も中国にある。ただし中国の梅干は梅酢の副産物であり、酢漬けの梅である。塩漬けである現在の日本の梅干とは既に別物となっている。

よって、中国の人が日本の梅干を食べると、あまりの酸っぱさに顔をしかめてしまう。

参考 【ビックリ日本】恐怖の日本食実験


ただし、近年は日本人の味覚も変化してきているためスーパー等で並んでいる梅干しはほぼ全てが「調味梅干」であり、元来の「白干し梅」はまず見られなくなってきている。

しかし、白干し梅は簡単に作ることができるため、生の梅の実さえあればチャレンジしてみるといいだろう。


梅干の合う食品

おにぎり 日の丸弁当


表記揺れ

[[梅干し]


関連タグ

和食 漬け物 / 漬物

ストイコビッチ:ピクシーの愛称で知られる元サッカー選手。大の梅干し好きで有名。

北条そふぃ

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