概要
基本は野外にグループで集まり、サトイモ等を使った鍋料理を作って皆で食べるというもの。
主な開催時期は10〜11月頃。
友人知人同士、職場などで自主的に行われる小規模なものから大規模な芋煮会イベントまで様々なものが行われ、東北地方のキャンプ場にはこれに対応したプランを設けているところもあるほか、この時期になると食材と一緒に道具のレンタルをするスーパーやコンビニにも芋煮会用の薪が売られていることもある。
地域性
青森を除く東北圏でよく行われている。山形県と宮城県で盛んで、特に芋煮会の元祖を自負する山形県では、公園の中に芋煮会向けのかまどを設け、調理に大型重機(クレーンで大型の鍋を吊るし、バックホーをお玉代わりにする)を用いた日本一の芋煮会を一大行事として開催している。
もちろん、大掛かりなだけでなく衛生にもきちんと配慮しており、当日使用する大鍋は徹底的に洗浄が行われ(この洗浄作業が会場周辺地域の風物詩として毎年ニュースで流れる)、重機類もピカピカの新車を導入し、これも徹底洗浄の上駆動部の潤滑油にはグリスの代わりにバターやマーガリンといった食用油を使用し、さらには特注の「芋煮専用バケット」で芋煮をすくうなど、食中毒などが出ないように各所に工夫が施されている(ちなみに、この大会で使われた重機類は大会終了後、油をさしかえて新古車として売られるそうな)。
味付け・具材
山形県では地域によって異なるものの、基本的には醤油ベースの汁に牛肉を入れたものが知られている。上記の日本一の芋煮会もこの味付けで行われており、加えて具材は一部の調味料を除いて全て県内産のものを使用するこだわりぶりである。
宮城県ではほぼ全域で味噌ベースの汁に豚肉を入れたもの。山形県の一部でもこちらが主流の地域がある。
知名度
それ以外の地域では、日本国内でも地域興し等で導入している場合を除き、該当する行事自体がない。
そのため中部・東海から西の人間に言っても、初回では言葉・内容共に通用しないことがほとんどである。
関連タグ
※劇中でドロッセルが友達とやってみたいものとして芋煮会をあげたが、上記のとおり該当地区以外での認知度がないローカルな集会のため、これをきっかけに芋煮会を知ったという人もいる。