ヴァンツァーとは
- スクウェア・エニックスのゲームソフト、「フロントミッション」シリーズに登場する機動兵器。
- 『デルフィニア戦記』をはじめとする、茅田砂胡のシリーズ小説の登場人物 → ヴァンツァー・ファロット
pixivでは、1を指すことが多い。また、オリジナルロボットにもこのタグが付けられる場合がある。
ヴァンツァー(フロントミッション)
世界再編の動きの中で、新世代兵器として登場してきたのが
WAW(ヴァンダー・ヴァーゲン:歩行車両)である。
【人間と同じ動きをする機械】を目指して研究されてきたWAWは、
軍や兵器産業の意向を受けて兵器に転用。コストダウンを図るために、
パーツの統一規格(MULS)が設けられ、2034年のアフリカ紛争
(フロントミッションオルタナティヴの時代)に実戦投入された。
そこで、兵器のとしての有効性を見せつけ、戦闘用WAW開発が一気に加速。
各国のメーカーが次々と参入し、2040年に各社はWAWの新規格(MULS-P)を発表。
新規格により、更なるコストダウンに成功。
WAWは新たにWAP(ヴァンダー・パンツァー:戦闘歩行車両)として、軍事機動兵器の主役となった。
登場するメカ”アーマードトルーパー”の影響を色濃く受けた機動兵器である。
ヴァンツァーは先述のMULS-P規格に対応しているので、(胴体、腕、足などの)パーツを組み合わせて
自分だけのヴァンツァーにカスタマイズする事ができる。
シリーズ本編に登場するヴァンツァー
※事典内リンクが付いているヴァンツァーは、それぞれの項目を参照。
※『ガンハザード』に登場するヴァンツァーはガンハザードを参照。
●ゼニス
ジェイドメタル・ライマン製。汎用性に優れ、主にOCU軍の主力機として活躍。
シリーズの顔であり、スクウェア・エニックス”フロントミッション・プロジェクト”
のシンボルマークとして親しまれている。
●フロスト
ディアブルアビオニクス製。重装型のヴァンツァー。USN軍の主力機として使われ、
特に ”地獄の壁”や”ウォルター・フェン”などのエースパイロットが乗り込んでいた。
●強盾
イグチエレクトロニクス製。「フロントミッション3」にて武村和輝の相棒である
草間亮五が最初に乗り込む機体。
「フロントミッション5」では、ガンナー向きの機体として登場。
●グリレゼクス
シュネッケ製。「フロントミッション3」にて、大漢中軍特殊部隊”呉龍”のリーダー、
ルドルフ・カイザーの愛機として登場。他のシリーズ作品でも強力な機体として登場している。
因みに、DS版「フロントミッション1st」に登場する”イーゲル・アイン”はグリレゼクスの先輩機。
●90式
第2次ハフマン紛争時に投入した、"バイオニューラル・デバイス”搭載の実験型のヴァンツァー。
バイオニューラル・デバイスとは、人間の脳髄が使われている生体CPUであり、
デバイスの暴走でヴァンツァーが突然、拒絶反応を起こして暴走したり、行動不能に陥る恐れがあった。
開発元のサカタインダストリィはバイオニューラル・デバイスの実験材料を集める為に、
OCU、USN、ザーフトラ共和国と共謀して、第2次ハフマン紛争を引き起こす。
後にこれはサカタインダストリィ事件と呼ばれる事になる。
サカタインダストリィはこの事件の発覚後、経営が悪化。イグチエレクトロニクスに吸収された。
90式は「フロントミッション4」にも登場し、健在ぶりを見せている。
●嫌なヴァンツァー
吉田戦車社製(シュネッケ外注)。「フロントミッション2」に登場。
外見とは裏腹に、超強力な機体。
●Type 11 DS(レイヴン)
サカタインダストリー&ドミトーリ公社製。「フロントミッション1st」に登場。
ロイドのライバルであるドリスコルの愛機で、バイオニューラルデバイス対応機。
通常のヴァンツァーよりも大型の機体であり、専用の武器内臓腕も数種用意されている。
最終ミッションではS型デバイスの転換手術を受けたドリスコルが乗り込み、
巨大兵器ミール・オルレンの中枢として内部に格納されている。
2090年の第2次ハフマン紛争の際に実戦で使用され、キャニオンクロウによって
破壊されたと思われていたが、試作機は複数存在していたようで、
後の時代となるその後の一部のシリーズにも登場しているのが確認できる。
「フロントミッション2」ではある条件を満たす事でプレイヤーが入手し、
自軍のユニットとして使用できるようになる。
ヴァンツァー(デルフィニア戦記)
※イラスト左側
通称、ヴァッツ。ファロット一族の腕利き。黒髪に藍色の瞳。
レティシアを理解している可能性のある唯一のファロット。
シェラと同じ境遇(里を失ったが自殺せずにいる)にあるも、ファロットの呪縛を解くことができずにいる。
それゆえに、シェラがファロットの呪縛をとく存在であるのかどうか試す為、
彼を狙っていた。ペンツェの村はずれで、シェラの手で殺され、木の下に埋められる。
「新月」と呼ばれる。フリーセアのレガに所属していた際、
当時、セレーザの家に嫁いできたアランナ(ナシアスの妹)やセレーザの家長と面識がある。
その魂はシェラに取り込まれ、共に異世界へと向かう。
(参考文献:ウィキペディア)