概要
ブリタニア人でない者を名目上ブリタニア人として扱う、一種の人種差別制度。
エリア出身者など生粋のブリタニア人でない者は、神聖ブリタニア帝国の支配地域では様々な制約を課されるため、不便な生活を強いられてしまう。
しかし、名誉ブリタニア人となることでそれらの制約は緩和あるいは取っ払われ、正規のブリタニア人と同等の生活水準を享受することが可能となり、軍など公職にも就くことができる。
ただし、名誉ブリタニア人は携帯電話や護身用の銃器などを所持することは許されておらず、ナイトメアフレームの操縦者に必要な『騎士』の称号も貰えないなど、制約が全くないわけではない。
また、名誉ブリタニア人となることは祖国を捨て侵略者たる神聖ブリタニア帝国の支配を受け入れたことと同義であり、正規のブリタニア人と出身国の人間双方から『裏切り者』扱いされる恐れがあるなど、非常にやり辛い立場を強いられることがある。
『反逆のルルーシュ』では、神聖ブリタニア帝国の侵略を受け植民地『エリア11』となったかつての日本で『イレヴン』と呼ばれる元日本人の一部に名誉ブリタニア人となった者が居る。
枢木スザクが代表者として該当するが、彼は名誉ブリタニア人でありながらナイトメアフレーム操縦者に抜擢されており、更に皇族の騎士にも選ばれているなど、破格の待遇を受けている。
尤もスザクには強力な後見人が居たからだが(ただしロイドの方は悪く言えば実験用モルモット扱いだが)。
関連項目
コードギアス反逆のルルーシュ 神聖ブリタニア帝国 枢木スザク