プロフィール
概要
神聖ブリタニア帝国の研究機関「特別派遣嚮導技術部」(通称「特派」)及びそれを中心に統合・発足したナイトオブラウンズ専用ナイトメアフレーム(KMF)開発機関「キャメロット」の主任を務める眼鏡の研究員。
世界初の第七世代ナイトメアフレーム・ランスロットの開発者でもある。
伯爵の爵位を持つ貴族でもあり、枢木スザクがナイトオブラウンズに任命された後は彼の後見人となっている。
だが、祝典など特別な場合を除き常に白衣姿で現れる。
帝立コルチェスター学院出身で、ジェレミア・ゴットバルトとは寮まで一緒という腐れ縁であるが、下記の性格から監督生だったジェレミアの悩みの種であった。
人物像
調子の外れたテンションで「おめでとう~」「残念でした~」というのが口癖。
研究開発を楽しそうに行っていたり、ラクシャータに開発を先越されたと知って激昂するなど、開発に関しては子供っぽい感情を表現するところがある。
また上記の通り歴とした貴族であるが、本人は階級・爵位に全く頓着せず、特派内でそれらを完全に不問にしているだけでなく、フロートユニット開発の経費をシュナイゼル・エル・ブリタニアに無断で回したり、シャルル・ジ・ブリタニアを「皇帝ちゃん」と呼んだりと、皇族にすら当人らの目が及ばないところとはいえ不敬行為を連発している。
そのような印象からマッドサイエンティストと見られがちだが、本人は「自分は壊れている」と認識するほど非常識であることを自覚していると同時に、技術者としての自分が負う責任に関しても十分理解している。
パイロットをKMFの「パーツ」と呼んだり、パイロットの脱出装置をなかなか追加しようとしなかったりと、一見KMF優先・人命軽視に思える言動を取る。
また、1期中盤でアッシュフォード家が管理しているガニメデのデータ目当てでミレイ・アッシュフォードと婚約しているが、顔合わせの際に特派の拠点であるトレーラーに招いたあげく速攻で結婚しようと言い出す始末。
一応保留扱いになっていたが、R2中盤でミレイがアッシュフォード家と決別したことで破局している。
その割に情勢に対するコメントはわりと的確であり、また周囲の人物が抱える隠れた精神的問題点を見抜いて忠告するなど、人間そのものに対して無関心では決してない。(実際にロイドがスザクに投げかけた言葉は、第二次トウキョウ決戦の直後に的中する事となった。)
また、ニーナ・アインシュタインには技術者の先輩として色々と教授している。
ラクシャータ・チャウラーとは互いにライバル関係であり、見えない所で火花を散らしている。かつては同じ大学の研究室に所属していて、当初は意見をぶつけ合う事は多くもそこまで険悪では無かったのだが、ある時彼のプリンを勝手に食べられた事が切っ掛けで現在のような関係になったという。
研究者としてはかなり優秀で、ランスロットを元にした新型量産機ヴィンセントシリーズやフロートシステムなどブリタニア兵器の新たなスタンダードを確立させた。
ルルーシュがブリタニア皇帝になった後は、スザクに付き合う形でゼロレクイエムの協力者となり彼らをバックアップし、ランスロット・アルビオンや対フレイヤ兵装・「フレイヤエリミネーター」の調整に携わっている。
この件もあってその後もナイトメアフレームの開発の先頭に立ったラクシャータと違って、戦後は閑職に追いやられたものの、優れた技術力は超合衆国に買われており、『復活のルルーシュ』においてはジルクスタンへの潜入メンバーに選出されている。
他媒体において
ゲーム作品
『ブリタニア軍人編』で主に登場。主人公の専用ナイトメアフレーム「ランスロット・クラブ」を開発・提供する。
特派ルートでは、専門外ではあるものの、常人では考えられない身体能力を持った主人公の特殊な身体に興味を持っており、出自が不透明な主人公を様々な面でフォローしつつ、その記憶探しにも協力してくれる。
また専用エンドもあり、そちらでは暴走したギアスによって「主人公をクビにする」という冗談が絶対命令となってしまう。
どうにか周囲が収めたものの、主人公は迷惑を掛けまいとランスロット・クラブに乗って逃亡したが、通信で諦めないと告げた。
上述したミレイとのお見合いをさっさと切り上げて入隊試験を見に行った所、貴族チーム相手に一人で無双する主人公の暴れっぷりを目にし、ちゃっかりと自分の所に持ち帰った(この件は後に試験官を務めていたダールトンから恨み言半分に言われている)。
これによって主人公は特派へ所属し、彼の開発した機体である「サザーランド・カスタム」や「アロンダイト」へ搭乗して実証実験を行う事となる。
ちなみに、主人公の養母であるクラリス・ガーフィールドは大学の後輩にあたるが、在学中に彼のせいで酷い目にあったらしく、「プリン先輩」と呼ばれ恨まれている。
パイロットとしては、2024年9月時点では☆2【特別派遣嚮導技術部】(特殊)・☆4【手のかかる放蕩貴族】(策略)・☆4【祝福の天才科学者】(策略)が実装されている。
【特別派遣嚮導技術部】は、スキルで特派所属キャラのコスト軽減と出撃時に特派所属キャラへのバフ付与が可能……なのだが、所属キャラが極端に少ない事から、性能を活かすのが難しい。原作の都合上、今後の所属キャラ増加の見込みも薄いため、将来性も厳しい。
【手のかかる放蕩貴族】は、出撃時に攻撃範囲内の味方全員のスキルゲージを増加させる「これ、試したかったんだ~」と自身及び味方全体の再配置時間を短縮する「高速再配置(大)」の2つのスキルを持つ。
上手く立ち回ればスキル連打による掃討を展開できるが、配置コストが覚醒9まで育てても12(+機体のコスト)と大き過ぎるのが難点。なお、覚醒上限の開放によって15まで育てる事でコストが6まで低下するようになったため、主戦力とするならばできる限り育成を進めておきたい。
また、「マルチツール」に所属する事から、所属縛りで編成制限のあるクエストの影響を受けないのも利点。ブリタニア軍以外で味方全体に及ぶ「高速再配置」を持つパイロットは少ないため、出撃は諦めて再配置加速要員として採用するのも効果的である。
【祝福の天才科学者】は、バトル中ランスロットと名のつくKMFに搭乗する味方の攻撃力と防御力を上げつつ出撃コストを下げる「ランスロットを活かしてね」と出撃時に自身を除く範囲内にいる味方全体のKMFスキル対象と、KMFスキルゲージを増加させる「いいアイデアがあるんだ」2つのスキルを持つ。
ランスロット系列は汎用的で高性能な機体が多く、そのステータスを底上げするのは有用性が高い。ただし、当然ながら大半が☆4の付属である関係からガチャ運や課金度に左右されやすいため、手持ちと要相談である。なお、ヴィンセントやアロンダイトなどは対象にならないので注意。
関連イラスト
関連タグ
ロイド 枢木スザク セシル・クルーミー ミレイ・アッシュフォード ニーナ・アインシュタイン ラクシャータ・チャウラー