天霧(駆逐艦)

あまぎり

日本海軍の駆逐艦。特型駆逐艦の15番艦(綾波型駆逐艦の5番艦)

日本海軍の駆逐艦。特型駆逐艦の15番艦(綾波型駆逐艦の5番艦)

艦暦

1928年 11月28日起工

1930年 2月27日進水 11月10日竣工。日本海軍第八駆逐隊に編入

1935年 9月26日、第四艦隊事件。三陸沖を航行中、台風により小破

1939年 11月1日、呉に転属。第八駆逐隊が第二十駆逐隊に改称。呉鎮守府予備艦

1940年 5月1日、第三水雷戦隊に転籍

1941年 12月8日、太平洋戦争開戦

1942年 1月27日、エンドウ沖海戦。川内 、第二十駆逐隊、第十一駆逐隊が輸送船団護衛。英駆逐艦サネット、豪駆逐艦ヴァンパイアと交戦。川内、夕霧と共同でサネットを撃沈 4月5日、ベンガル湾作戦に参加、三隈、最上とともに南方隊に編成され商船5隻撃沈 6月5日、ミッドウェー海戦参戦 8月28日、ガダルカナル島輸送作戦に従事中、サンタイサベル島北方で米海兵隊機の攻撃を受ける 10月1日、第二十駆逐隊は解隊。第十一駆逐隊に移籍 10月14日、鳥海、衣笠、望月とともにヘンダーソン飛行場を砲撃

1943年 7月6日、クラ湾夜戦。コロンバンガラ島への第二次輸送隊に参加し損傷 8月2日、輸送任務を終え、ブーゲンビル島へ戻る途中の激しいスコールの中、米魚雷艇PT-109(艇長:ジョン・F・ケネディ中尉)と衝突、沈没させた 11月1日、ブーゲンビル島沖海戦。天霧、文月、卯月、夕凪は輸送隊として参加するが、上陸作戦中止により海戦前に帰還 11月25日、セント・ジョージ岬沖海戦。大波、巻波、夕霧が戦没するが、天霧と卯月はラバウルに生還した 12月7日、カビエン近くで秋風と衝突し艦首を損傷。日本に戻り呉で修理

1944年 3月1日、第十九駆逐隊に編入され、船団を護送して出港 3月18日、シンガポール入港。以降、バンカ、リオ泊地で行動 4月23日、マカッサル海峡南部を青葉、大井と通過中にボルネオ島バリクパパン沖で触雷し沈没 10月1日、除籍

諸元

全長	118m
全幅	10.36m
排水量	基準：1680t　　公試：1980t
機関出力	5万馬力
速力	38ノット
航続距離	5000マイル/14ノット
乗員	219名
兵装	50口径12.7cm連装砲3基6門　　13mm単装機銃2挺　　61cm三連装魚雷発射管3基

関連タグ

駆逐艦　特型駆逐艦　綾波型　石川島造船所　PT-109

あさぎり型

オリジナル艦娘