『ホントウハ…ヨルハネェ……?トォッ…テモ……コワイノヨ…?』
『ヨルハネ…? ヨルノヤミハ……。 コワクテ…コワクテ……フフフ…!』
概要
艦これ2015年秋イベントの最終海域『バニラ湾沖』のボスで、同イベントのラスボス。
『水鬼』クラスであり、駆逐棲姫の上位種。
耐久は255、装甲は最大で180(難易度により変動、最低150)と非常に硬い。同じ駆逐艦のラスボスである防空棲姫に比べれば大したことが無いように思われるが、この秋イベント最終海域は軽巡洋艦1隻(旗艦)と駆逐艦4隻が必須の道中に夜戦マスを含んだ通常艦隊マップであり、自由枠に重雷装巡洋艦や航空巡洋艦を入れられるとはいえ、非力なこれらで撃沈しなければならないことを考えると相当きついボスと言える。
『ハハハハハ…!ヤミノナカデ……シズメェ!』
また駆逐艦でありながら4スロット装備であり、電探で命中を補強しながら昼は高火力砲撃をし、夜戦ではカットインを放ってくる。
更に甲作戦最終形態のみ上記のように装甲が180になるうえ、魚雷が戦艦レ級や水母棲姫が装備している特殊潜航艇に変更され、開幕雷撃と夜戦連撃を使用してくるようになる。
『ナニモ……ナニモ、ミエナイママ…シズンデイケ!』
この「バニラ湾沖」は少々特殊な海域で、上記出撃制限の他、まず輸送作戦を実施して輸送揚陸ゲージを破壊し、その後通常の戦力ゲージを破壊する2段階作戦になっている。
輸送作戦時はボス戦でA勝利さえ取れればいいため撃沈する必要が無いものの、戦力ゲージを破壊する際は彼女の撃沈が必須となる。
『ドコカラ……ッ、ドコカラ ウッテクルノヨ…!』
非常に装甲が厚いため、通常は夜戦カットイン頼みでなければ撃沈が難しいのだが、防空棲姫同様の装甲破砕ギミックが存在するため、それを利用することで軽巡や駆逐の連撃でもダメージが与えられるようになる。
ギミック発動の条件は「輸送揚陸ゲージ破壊後(戦力ゲージが出ている時)に、同じ海域中に出現するPT小鬼群を一定数撃沈する」というもの(難易度によって必要撃沈数は変化)。
発動に成功すればボスのグラフィックや台詞・ボス戦BGMが変更される。
ギミックは翌日のAM5:00に初期化され、その場合はまた小鬼群を倒す必要がある。
『キャアァーッ!オノレ……ッ、オノレェェーッ!』
容姿
駆逐棲姫や防空棲姫の例に洩れず、駆逐艦ではあるが人の姿を成している。
深海棲艦特有の「歯」の意匠がかなり控えめになっており、艤装以外の容姿はほぼ艦娘といっていいレベル。
眼光は鋭く、白いロングヘアの頭には駆逐イ級を模したようなヘルメット型のパーツを被っている。これは海域の「装甲破砕効果」を発生させることで外れ、短いサイドテールを結んでいることがわかる。
ノースリーブの衣服は破れており、露出はやはり多め。
スカートはなく、ベルトが太腿のホルスターのようなものに続いている。
艤装には戦艦棲姫のような腕がついているが、それぞれ右腕が主砲、左腕が魚雷を担当しているようだ。
基本的に白黒と褪せた赤で構成される姫級の深海棲艦だが、この駆逐水鬼は青い紐を手にしている。
明らかに浮いた色彩をしており、さながら艦娘の側の所持物のようでもある。
モチーフ
艤装の配置、腰のベルト、太腿のホルスター、これらは陽炎型の特徴に一致する。
中でも襟に赤いリボンをしているのは二人おり、一人は不知火。
もう一人はこの海域の突破報酬である萩風である。
萩風は駆逐水鬼と同じくロングヘアに短いサイドテールを結んでおり、
萩風のポーズをそのまま左右反転すると駆逐水鬼のそれと完全に一致する。
萩風は加賀の雷撃処分を行ったとする証言がある。
深海棲艦としては極めて異質な青い紐は、彼女の衣服の一部の可能性もあるが、詳細は不明。
『クラクテ、ツメタクテ、サミシクテ、クルシクテ…ミナミノウミニ、シズンデイタノニ……ワタシ…見える、あなたが……」