剣を摂れ、銀色の腕
すいっちおんあがーとらむ
我が魂食らいて奔れ、銀の流星!
概説
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:???
最大補足:1~???
『Fate/GrandOrder』次元における円卓の騎士・ベディヴィエールの宝具。
隻腕の槍兵であったベディヴィエールだが、喪失した右腕を『FGO』では銀製の義手で補っている。
そしてその銀の義手が、彼の宝具となっている。
重さ10kgの銀製の義手。
アガートラムは本来、ケルト神話の神王ヌァザが腕を失って王位継承権を奪われた折、医術神ディアン・ケヒトから贈られた神造兵装である。
よって本来なら、ベディヴィエールと縁のないはずの宝具だが、この宝具はあくまでその模造品であり、ヌァザの銀の腕とは本質が異なっている。
常時発動型の宝具で、現象生命体であるスフィンクスを倒し、さらには獅子王の「聖杯の加護」を“切断して”弱体化させる力さえ持つ。
「一閃せよ、銀の腕(デッドエンド・アガートラム)」で真名解放し、対軍殲滅攻撃を放つ。
銀の腕は黄金の輝きを放ち、振りぬくことで目標を空間ごと断絶せしめる。
ゲーム上では、【1ターン自身にBuster性能UP&敵単体に超強力な攻撃】の効果。
Buster性能UPが発動ターン中続くため、うまく「宝具BB→EX」が決まるとかなりのダメージを叩きだしてくれる。
演出面では、腕が黄金に輝くとそのまま敵に突撃、腕から金色のオーラが伸びてエネルギーの刃を生成して相手を一刀両断する。さらに後を追って空間が切り裂かれ、その余波でさらなるダメージが発生する。
自前の「軍略」で宝具威力も底上げできるので、☆3の単体攻撃としてはかなりの威力を誇る。
ただ、ベディヴィエール自身の召喚条件が、「6章クリア後のストーリー召喚のみ」と限定されているため、他の☆3セイバーのように気楽に宝具レベルを上げられないのが玉にキズ。
なお、デッドエンドだからと別作品の少佐とか手刀が最大の武器である闘士とか、某お笑い芸人の一発ギャグだとか、ネタとして放り込まれることがあったり……。
その正体(ネタバレ注意!)
※ここからは『FGO』第六章のネタバレを含みます。 |
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その正体は魔術師マーリンによって「銀の腕」に偽装された『星の聖剣』。
『FGO』次元のベディヴィエールは、本来なら湖の乙女に還すはずだった聖剣を結局返せずにアーサー王を順わぬ神霊へ昇華させてしまう。
そしてベディヴィエール自身も、聖剣の加護で生身のまま世界を彷徨っていた。
聖剣を返還できず、死ねずに神霊となったアーサー王を探してアヴァロンに到達したベディヴィエールは、そこでマーリンと再会し、その責任を果たすべくマーリンによって「銀の腕」へと偽装された「星の聖剣」を携え、次元の捻じれた12世紀のエルサレムへと旅立った。
より詳しくは、当人の項目を参照してほしい。
生身の人間であるベディヴィエールには、真名解放時に「魂が全焼する」と例えられるほどの激痛が伴う。限界を超えて使い続ければ、やがて肉体は土塊の様に崩壊する。
壮絶な覚悟の末、使命を果たしたベディヴィエールは、その信念と忠義によって英霊の座に迎えられることになる。
その際、本来の槍兵ではなく、「銀の腕」を持つ剣士として座に登録された模様。