オーバーロード(TF)
おーばーろーど
概要
トランスフォーマーシリーズには「オーバーロード」の名を持つキャラクターが多数登場するが、最も有名なのは破壊大使オーバーロード(Overlord)の方で、こちらではオーバーロード(Overload)の方のキャラクターを紹介する。
※イラスト左端にいるキャラクター
2作目『リベンジ』にて、コンストラクティコンの一人として登場。赤いトレーラーダンプに変形し、デバステーター合体時は下半身を担当する。
劇中ではビークルモードのみでしか登場しなかったものの、玩具やアメコミ、コンセプトアートなどでは下半身が節足動物のようになった異形の姿で登場している。
CV:デイブ・フェノイ/吹:相沢まさき
『マイクロンの章』より登場するディセプティコン。
本作のディセプティコンとしては数少ない獣要素を持たないヒューマノイド型で、古代ギリシャ兵の兜のような頭部が特徴。劇中では披露していないものの、玩具ではエイリアンタンクに変形する。頑強な装甲を活かした肉弾戦と、両肩のブラスターを武器とする。また腕の窪みにサイクロン族のマイクロンを装着することが出来る。
大戦中はディセプティコンの一流スパイとして、得意の変装術を武器に多くのオートボット基地を陥落させて悪名を轟かせていた。しかしオプティマスとの戦いで変装を見破られ、その時新兵として同行していたバンブルビーに重傷を負わせるも、オプティマスに敗れ去って捕らえられた。
戦後は戦犯として監獄船アルケモア号に投獄されていたが、地球墜落の混乱に乗じて脱獄した。チームバンブルビーとメガトロナスの戦いの後、憎きオプティマスが復活したことを感じ取り、彼への復讐を果たすために基地を襲撃し、バンブルビー、ストロングアーム、グリムロックを打ち破ると、オプティマスを誘き出す為にクラウンシティに向かった。その際、混乱に乗じて脱獄し後をつけてきたサイクロン族のランサック&バックトラックの力に目をつけ、「私の脇役に名乗りを上げる気はないかい」と手なずけて相棒にした。その後、練習がてら森の中にいたキャンパーたちの乗ったキャンピングカーを嬲っていたところを因縁のあるバンブルビーと交戦、当初は善戦しビーを追い詰めるも、冷静さを取り戻したビーに唆されたランサックとバックトラックにフライパンで殴られて怯んだところを殴り倒され、逮捕された。
しかし後にスチールジョーによって釈放され、彼らとともにグロウストライク一味に加わることになった。最終決戦では捕虜になったウィンドブレードの見張りの最中、彼女の奪還に来たドリフトとラチェットを返り討ちにするも、密かに隠れていたジェットストームとスリップストリームの活躍で脱出したラチェットとウィンドブレードに返り討ちにされ、ステイシスポッドに閉じ込められてしまった。
「他者の変装を得意とする」という能力からか、やたらと芝居がかった動作や台詞回しが特徴で、自身を「主役」、他者を「脇役」や「大根」など、芝居になぞらえた表現で話す。また頑強な装甲を持ちながらも、「顔は役者の命」という理由で隠さないなど、ナルシストな性格である。
玩具はマイクロンシューターがバックトラックとセットで販売されているが、他のマイクロンシューターと異なり射出能力はビークルモードのみで、ロボットモードでは射出できない。