概要
鼻の孔は2つ。
口の中に、歯の代わりにヒゲ板があり、それで小さな食べ物を濾し取る。
上顎から、沢山のヒゲ板が並んで生えている。
ハクジラの様なエコロケーションを持たない代わりに嗅覚がある。
餌の取り方
植物プランクトンの持つ磯臭さ(正体はジメチルスルフィドによるもの)を鼻孔で呼吸と共に嗅ぎ取ると、発生源元である植物プランクトンのいる場所に向かうとされている。
セミクジラの場合は、口を開けたまま泳いで、餌を海水ごと口の中に入れる。口の端から水だけを出して、餌を濾し取る。
ザトウクジラの場合は口を大きく開けて、大量の水を餌ごと取り込む。口を閉じ、舌を上顎の方に上げて、水を口の外に押し出し、餌を濾し取る。
餌を求めて回遊する
ヒゲクジラ類は、主にオキアミ等の動物性プランクトンを食べる。餌が豊富にある極近くの冷たい海と、子育てに適した暖かい海を往復することを、『回遊』と言う。
種類
ナガスクジラ科
セミクジラ科
コセミクジラ科(古代種の生き残りであることが判明した)