ファルケン(架空の戦闘機)
エースコンバットシリーズに登場する架空の戦闘機。
初出は「2」に登場した無人機「Z.O.E.」の最終形態で、「5」の隠し機体(有人機)としてリデザインされ、この名称が与えられる。
ノーマルカラーでは機体上面が真紅、下面が黒に塗装される。
製造会社は「2」では不明、「5」はノースオーシア・グランダー・インダストリーズ製(完成直前に解体され、連合軍により完成)。
「5」での仕様
密閉式のコックピットは「コフィンシステム」と呼ばれる全天周モニターが採用されており、キャノピー外装には多数のカメラが取り付けられている。
AIシステムZ.O.E.が搭載されており、コフィンのモニターに映す情報の処理を行っている。
AI制御の完全無人化こそできていないが、ある程度は自動で行えるようにはなっている。
このほか、他の戦闘機には見られない細長く尖った機首や左右下方3面にあるカナード、Su-47のような前進翼、F-22のような二次元ベクタードノズル、機首・左右エンジンの3ブロック構造が見た目の特徴。
形式番号は「ADF-01」でほぼ統一されている。
兄弟機にADA-01 ADLER(ドイツ語で「鷲」を意味する)があり、エンジンなど42%の部品が共通となっている。
主翼が大きな後退翼な事や水平尾翼を持ち大型化していることから、別の機体に見える程。
本来はADLERが原型機であり、FALKENはADLERの護衛機として運用する計画がされていた。
こちらは形式番号から分かるように攻撃機型であり、4門の30mm機関砲や広域殲滅兵器SDBM(ADFX-01/02のMPBMの発展型で数十倍の威力を持つ)hyperstheneの運用能力を持つ。
登場予定であったエースコンバット5では開発の都合からボツとなっていたが、アサルトホライゾン限定版の冊子にて存在が語られ、逆光によるシルエットとはいえADF-01と共に飛行する絵のみ提示されていたが、ついにインフィニティの2016年1月21日のアップデートにて攻撃機ADA-01Bとして登場。
ADA-01Aとは違いSDBMは運搬用コンテナと共に搭載されずに格納搭載式のMPBMに変更されているが、可変機構そのままとなっているので、レーザーの変わりにMPBMを発射する。
4連30mm機関砲はガンポッドで主翼下に懸架される。
ちなみに開発ツリーへの追加の関係でADA-01BはADF-01開発後に入手可能となる。
- サイズ
全長:24メートル
全幅:15.92メートル
全高:5.64メートル
自重:23,300キログラム
- 武装及び武装設備
機関砲×1
TLS(Tactical Laser System)×1
エンジン下部ミサイルベイ×2(主にAIM-9L/M短距離対空ミサイルを格納)
主翼下増設パイロン最大4(主に燃料気化爆弾、ミーティアBVRAAM長射程空対空ミサイル等を搭載。おそらくF-22等と同様に増設パイロンは投棄可能)
「2」のZ.O.E.最終形態
レーザーを装備しないため、コックピット(AIの収容スペース)はファルケンよりも前方に位置し、より戦闘機らしいプロポーションになっている。
可変ノズルなど基本的なデザインはファルケンに受け継がれたが、シルエットはどちらかと言えばモルガンに近い。
「3D」のADF-01
Z.O.E.のADF-01とFALKENの相違点は「2」と同様にコクピットの膨らみが前方に位置している点で、カメラセンサーの数も若干異なる。
後方へのミサイル発射や機銃の発砲を可能とするだけでなく、多数のダミー目標を表示させるHUDジャマーを搭載しているなど、TLSこそ搭載していないもののプレイヤーが使えるADF-01とは大幅に異なる性能となっている。
クーデター軍はこのような機体を開発する事が出来ないため、何らかの理由でグランダーI.G.より供与されたと思われる。
エクストラミッションではTLS搭載のFALKENを駆るミッションもある。こちらはこれまでのZ.O.E.と異なり、機体のカラーリングがグレーになっている。
「インフィニティ」のADF-01
ADF-01及びADA-01B、ADF-01 -ZE-が登場。
ADF-01 -ZE-は有人型をベースとしたZ.O.E.仕様の特別仕様となっており、コックピット(COFFINシステム)位置が前方に移動し、カメラセンサーの数が異なる、TLSを持たないため変形しないといった部分が異なる。
特殊兵装も異なり、QAAM(高機動空対空ミサイル)、4AAM(四目標空対空ミサイル)、ECM(電子攻撃)になっている。
関連タグ
ADFX-01/02 エースコンバットZEROで登場した試作機。当機の設計を元にファルケンが開発された。(ゲーム的はファルケンを元にデザインされている。)