ガノトトスとはモンスターハンターに登場するモンスターの一種である。
特徴
砂漠の地底湖や密林の川辺を生息地とするモンスター。原種・亜種ともMHP2Gを最後にしばらく顔を出していなかったが、『モンスターハンター3(トライ)G』(MH3G)において水中でのモーションを追加されて、3年半のブランクを経てめでたく再登場となった。
別名「水竜」とも呼ばれ、脚の生えた魚のような外見をしている。顔はサメに、陸上の得物を狙う行動はワニやシャチなどにも似ている。
ちなみにMH3Gにおいてガノトトスは残りHPが少なくなると水中で眠って回復しようとする。
…疲労状態になると陸上にいこうとする点はガノトトスと同じだが、残りHPが少なくなったときもわざわざアヴェーである陸上で眠って回復しようとする誰かさんより
水中の支配者にふさわしい気がするのはたぶん気のせいだろう。
モンスターハンター界最大級の大きさを誇り、"金冠クラス"と呼ばれる最大ランクの大きさにもなると、全長を20メートルを越し、脚の大きさだけでもハンターより頭一つ分大きいサイズとなる。
その巨体から繰り出される体当たりはまさに即死級の威力を誇り、初心ハンター達に後々にまで残るトラウマを与えるほど。特に密林に潜む亜種は緑の鱗が保護色となり、見えない一撃をハンターに浴びせかける。
…といったようにどの作品でも強敵という立ち位置にいるガノトトスだが、
MH4およびその拡張版であるMH4Gでは、まさかのぽかぽか島の投網マシーンの捕獲対象として登場。(4Gでは亜種もその対象に)
捕獲に成功すればガノトトスの素材が手に入るが、小さい個体とはいえ投網マシーンでいとも容易く捕獲され、揚げられて数秒後にピクリと動かなくなってしまうガノトトスの扱いはあんまりである。
素材しか登場しないモンスターよりはずっとマシだが。
そんなガノトトスであったが、MHXにて狩猟対象として復活した。
水中戦が無いためP2G以前のように地上戦オンリーとなる。
その分地上での動きが強化され、後退しながら睡眠属性の噛み付き攻撃や、僅かにブレるブレス、高威力で風圧まで発生する強体当たりなど、以前のガノトトスに戦い慣れた人でも油断できない強敵となっている。
魚類一般について
ガノトトス・ドスガレオスなどの魚竜種は「魚」が大型化したような外見をしているが、太古の祖先は「飛竜」であり、かつては陸上で生活をしていたものと考えられてる(ただ、最近では飛竜とは根本的に異なる分類の生き物で、骨格が似通っているのも収斂進化の産物であるとする説も有力視されているそうだ)。
現在の魚竜種もすべて「肺呼吸」によって酸素を取り入れてることからも彼らがエラ呼吸の魚でないことを証明している。
地上への誘導法
ガノトトスの狩猟のひとつとして、釣りカエルと用いた地上への誘導法がある。
ガノトトスは興奮状態になることで水を飛び出し上陸する性質があり、これを利用して釣具の餌として好物であるカエルと食わせて地上へと誘導させる技がいわゆる「ガノトトスの一本釣り」として知られている。
また爆発音など大きな音でも興奮状態に陥るため、音爆弾や徹甲榴弾などの衝撃音を聞かせて、陸上にあげる手法も知られている。
異次元タックル
ガノトトスの代名詞。
その巨体のポリゴンとヒットコリジョンの都合上、頭の下や胴体の反対側など、どう見ても当たってないところに居ても何かに吹き飛ばされて大ダメージを受ける。
金冠が付くような大きさになってくると、最大射程は弓のクリティカル距離にも迫る。
モンスターハンターの世界には「アタリハンテイ力学」なるものが存在するということを主張する者達の根拠となっている。
人によってはスタンド使い扱いだったりと。なんだかんだ言われている。
3Gでの復活を機にその理不尽な当たり判定は和らぎ、タックルする方向とは反対側の攻撃判定は消滅したものの、頭から尻尾の末端まで判定があったり、尻尾回転には根元にまで当たり判定があるので、鬼畜なのには変わりなかったりする…
水中ではハンターの行動が地上よりも制限されるため、突進と尻尾回転は非常に避け辛い。さらにG級では水ブレスをなぎ払うようになり、まさに水を得た魚である。
というか、地上においてはバタバタと走り回って距離を詰めてくるわノーモーションで尻尾回転を繰り出すわ這いずりの攻撃判定の発生が非常に早くなるわと、異次元タックルやってた頃の方がまだマシと言われるほど強化されている。
もうこいつが双界の覇者でいいんじゃないかな…。
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