概要
クルーズトレインの一種。2015年度で廃止となる「トワイライトエクスプレス」の名称を引き継ぐ形で2017年度に運行を始める。
1両あたり1室のみの最上級個室や、オープンデッキの展望スペース、食堂車、ラウンジカーなどを設ける豪華寝台列車で、京阪神と山陰・山陽エリアを走行する。
「トワイライトエクスプレス」の後に、「瑞風」という文字があるが、JR西日本によれば、「みずみずしい風のことであり、また、吉兆をあらわすめでたい風であること。かつて日本は、稲穂が豊かに実る国ということから瑞穂の国と呼ばれ、新しいトワイライトエクスプレスという風が幸せを運んでくるイメージを込めてた」ということである。
動力方式はななつ星in九州では機関車+客車、トランスイート四季島では※EDC方式を採用したが、このトワイライトエクスプレス瑞風ではディーゼルと電気モーターを活用したHYBRID方式になる予定である。
(※ディーゼル発電機とパンタグラフを装備して、電化区間ではパンタグラフ集電で、非電化区間ではエンジンとモーターによるハイブリッド動力で電化区間、非電化区間どちらでも効率の高い運転ができるようになっている。)
87系気動車
先頭車(キイテ87形、1・10号車)
編成の両端には前面開放デッキと側面展望スペースを備えた車両となり、初期イメージと比べてライトの位置と形状、側面の窓配置、スカート周辺、2階の運転台周辺のデザインが修正された。
また公式の車内見取り図によれば運転台設備は2階部分となって後部側は多目的室があり、1号車と10号車で一部の座席配置が異なっている。
因みに走行中、前面開放デッキは安全の面から編成の最後尾のみ開放される。
寝台車(キサイネ86形、2・3・4・7・8・9号車)
寝台車には一両一室(7号車)のスイート車と一両三室のシングル・ツイン車があり、
この内4号車はシングル車となっていて内の一室は車椅子対応となっている。
またスイート車は通路配置の関係でダブルデッカー仕様(他の車両はハイデッカー仕様)となっいる。
食堂車(キシ86形、6号車)
食堂車は車両の役半分がオープンキッチンスペースとなっていて残りの部分に、1+1と1+2の食事スペースが20人分ある。
ラウンジカー(キラ86形、5号車)
食堂車の隣にはラウンジカーがあり、この車両ではバーカウンターや立礼の茶の卓、ブティックスペースが設けられている。なお用途記号「ラ」はこの87系で初めて採用されたもの。
余談
字面がこれに似ているので初お披露目時にはそちら方面でちょっとした話題になった。
公式サイト(外部)
http://twilightexpress-mizukaze.jp/