イタチザメ

いたちざめ

イタチザメとは、メジロザメ目メジロザメ科イタチザメ属のサメの一種。

英名タイガーシャーク。

概要

世界中の熱帯および亜熱帯の海域に多く生息している大型の鮫。

ホホジロザメ、オオメジロザメと並び鮫の中でも最も危険な種類の一つとしても知られている。

特に鋭いのこぎり状の歯と力強いアゴでウミガメの甲羅や貝の殻を砕いて食べることができ、ありとあらゆる獲物を噛み砕くことができる。

何とも、とんでもない武器を持っている生物でもある。

捕獲されたイタチザメの胃袋からは、アカエイやウミヘビ、アザラシ、鳥、イカ、さらには車のナンバープレートやタイヤなどが見つかっている例がある。

イタチザメは食べるものを選り好みしない機会選択的捕食者で、サメの中で最もその傾向が強い種でもある。

エサとなる生物だけでなく、死骸やゴミなど何でも目に入ったものは飲み込む為、海のゴミ箱と呼ばれている。

好奇心旺盛で人間にも近づいてくる為、イタチザメに襲われるケースは非常に多い。

ハワイ王国時代のハワイ人は本種を母乳で育て、船を引かせるほどに手なづけたりもしていたらしいが不明。