CV:皆川純子
概要
いちか・ひまり・あおいが通ういちご坂中学校に転校してきた少年。いちかとひまりのクラスに所属している。
スポーツ万能、成績優秀の完璧超人かつ社交的な人柄のため、人間関係は男女問わず仲が良い。特に女子からはモテモテである。
いちかに対しては特に関心が強い模様で、何故か初対面にも関わらず名前を知っていた。
実はその正体は悪い妖精を操っていたジュリオが変装(というか変身)した姿なのであるが、誰もそのことには気づいていない(視聴者に対しては初登場した12話時点で正体がわかるようになっている)。
ジュリオがわざわざ偽名を名乗って転校してきたのは、この町で最近開店したキラキラパティスリーのスイーツにキラキラルが多く込められていることに気づき、その中心人物である宇佐美いちかのことを調べるためである。
また、いちかの事を調べる一方、11話でプリキュアたちがキャンディロッドを生み出した件から「スイーツを食べた人の心の変化に応じてキラキラルが増殖する」という現象に興味をもち、それに関する「実験」なるものを行おうとしている様子。
正体を伏せ主人公に近づく敵幹部はプリキュアシリーズの中でいくつも存在したが、その全てが(細かい理由が何であれ)「対象者がプリキュアだから」というのが大まかな理由であったのに対し、彼の場合は「いちかが多くのキラキラルを生み出す存在だから」という理由で興味を持った点が大きく異なる。事実、ジュリオとして戦った際いちか=キュアホイップがリオとしてのアドバイスを踏まえた攻撃をするまでいちかがプリキュアとは知らなかった。
名前の由来は黒+ジュリオだと思われる(樹はジュと読み換えられるため)。
完全に余談だが、何故か私服の上着が一般的にレディース仕様とされる左ボタンになっている。
岡田枠…?
リオは上述の通りに学校では特に女の子からはモテモテなのだが、プリキュア変身者たちからはそんなにモテない。
まず、いちかはリオに対して異性としての魅力はほとんど感じていない。いちかの初恋の相手があきら王子様だったことを考えると、リオ程度では恋の相手にするには「おこちゃま」なのだろう。もっとも、「ちょっと変わった友人」としては普通に受け入れている。
他の仲間たちの反応はというと、引っ込み思案のひまりにとっては眩しすぎる相手でむしろ苦手意識が出ているし、あおいはリオ本人よりも周囲の女子たちの騒ぎっぷりの方を面白がっていてリオへの印象は珍獣のような感じになっている。あきらはぶっちゃけリオ以上のイケメンだし年下の中学生に何か思うところもない。ゆかりに至っては初対面の時点からこいつなんか胡散臭いみたいなオーラを出しまくっている。
そんなわけで、プリキュア変身者たちの前でイケメンっぽく格好つけても、反応がすごい薄いというとても残念なことになっている。
もっとも、リオ本人もプリキュア変身者たちの動向を探るため常にバレないように追跡(というかストry)しており、興味が惹かれる状況になればいきなり姿を現し「偶然だね」と白々しく会話に参加するので、胡散臭さがものすごい。
その様子から、リオはプリアラの岡田枠という声もちらほら。
もっとも、今までに岡田枠とされてきたキャラたちは胡散臭く見えても最後までプリキュアの味方であった。現状ではリオはプリキュアの敵側のキャラクターであるのには留意が必要だろう。
「ちょ……ちょっと、近い、近い!」
リオは他人と重要な会話をする時に相手の顔を覗き込み目をじっと見つめながら話すことがある。
これは相手を萎縮させるためにわざとやっているようだ。
イケメンキャラなこともあり女子ならばその瞳に吸い込まれて反論できなくなる……と言いたいところだが、上述のようにプリキュア変身者からのときめき反応は薄いので、あまり効果はなく、むしろこのせいで胡散臭さが増している。
いちかからは近すぎと敬遠されるくらいである。ちなみにいちかは誰とでも仲良くできるキャラだが、毎話の作画を見る限りはパーソナルスペースへの過度の侵入は仲間相手にもわきまえていることがわかる。
関連タグ
プリキュアシリーズ全体
黒須…彼と同じく主人公達が通う中学校の男子生徒に成りすまし、桃キュアに近づいて弱点を探る敵キャラ繋がり。そもそもリオ自体が黒須をルーツとして立ち位置が作られたキャラクターである(アニメージュ6月号より)。